そして翌23日は京都に戻って、今年、軸になる馬の一頭として期待しているエアスピネルとともに、G2「マイラーズC」(芝1600メートル)に挑みます。デビューから10戦して毎回、掲示板を確保しているように、いつ、どんな距離で、どんな相手と戦っても堅実に走ってくれるのは、ひとつの武器。でも僕が、陣営が、彼自身が望んでいるのは、もっと大きな勲章です。

――今度こそ! 春の最大目標、6月4日のG1「安田記念」でビッグタイトルを手にするためにも、このレースでは、掲示板の一番上を確保したいところです。

 密かに一発狙っていたリスグラシューとのG1「桜花賞」は、半馬身差の2着。――スタート次第では前目に付けたい。狙い通り、圧倒的1番人気のソウルスターリング、勝ったレーヌミノルを見ながらの競馬でしたが、直線を向いたときの反応が鈍く、2頭に置かれてしまったのが敗因です。

――銀メダルは立派? 頑張った馬は褒めてあげたいけど、やっぱり競馬は勝つことがすべて。スポットライトを浴びるのは勝者のみです。

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