一発大駈けがあるとすれば、アルバートかもなあ。これまで芝3200メートル以上で[3・0・0・1]。負けたのは、初の58キロというハンデがあった昨年春の天皇賞(6着)のみ。その58キロも、前走のダイヤモンドS(1着)でこなしており、長距離実績も、斤量実績も、あわせ持つ存在になっている。問題は、2月18日のダイヤモンドSから今週の天皇賞まで、2か月半のレース間隔がある点だろう。

 1975(昭和50)年以降の天皇賞・春を見ると(阪神施行時を除く)、2か月以上の休み明けで出走した馬は[1・3・2・43]という成績である。連対したのは、この4頭。

年度着順
97年 サクラローレル 2着
10年 ジャガーメイル 1着
13年 トーセンラー 2着
15年 フェイムゲーム 2着

 これらに共通するのは、3000メートル以上のG1レース(菊花賞または天皇賞・春)の経験と、前走1、2着の好調度。アルバートは昨年春の天皇賞を経験しており、しかも前走のダイヤモンドSを1着でゴールしているから、休み明けでいきなりの大駈けがあっても、決して不思議ではない。ちなみにアルバートはこれまで、休み明けで4回の連対を記録しており、ここは優勝をさらうつもりの出走だろう。

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