続いて第2位(27%)は東京駅。日本を代表するターミナル駅で、JRの一日の平均乗降客数はおよそ43万人。JRだけでも山手線、京浜東北線、総武線、中央線、京葉線……と数え上げればキリがなく、さらに各種新幹線まで発着しています。一日当たりの列車発着本数は約3000本で、プラットホーム数が日本一多い駅になります。

 東京駅の難点は、とにかく広すぎること。東京駅を挙げた人からは「広すぎて行きたいお店にたどり着けないことがある」(29歳女性)、「駅地下街が広すぎて迷う」(39歳男性)といった理由が大半を占めました。確かに、山手線などが集結するメインプラットホームから、京葉線のホームまでは、徒歩で10分ほどかかってしまいます。もはや同じ駅名なのが不思議なレベルですね。

 攻略法として覚えておきたいポイントは、皇居側が「丸の内口」、反対側が「八重洲口」という名称に統一されている点です。それぞれに「北」「中央」「南」がつく出口が存在するので、頭に入れておきましょう。

 そして迷いやすい駅の第1位(36%)に選ばれたのは新宿駅。一日の乗降客数はJR、私鉄を含めて約342万人と世界一で、ギネスの世界記録にも認定されています。JRだけでも山手線、埼京線、湘南新宿ライン、中央線、総武線が乗り入れており、私鉄の京王線、小田急線、東京メトロ、都営地下鉄なども乗り入れています。さらに少し離れた場所には、西武線の西武新宿駅もあり“難解な駅”に拍車をかけています。

 ちまたでは“巨大ダンジョン”とまで呼ばれている新宿駅。「駅構内が複雑」(61歳男性)、「改札口がどこだか分からない」(26歳男性)、「各方面に改札があり、一つ間違えると戻るのが大変」(27歳女性)というように、難解な駅構造に対する不満が爆発。しかし、その一方で「使いこなせている人には超便利な駅かも」(50歳女性)と、達観した意見もありました。攻略法としては“都庁なら西口”“歌舞伎町なら東口”“バスタ新宿や高島屋新宿店なら新南口”など、ランドマークとひもづけて覚えるのがコツです。

 長年東京に住んでいる人でも迷ってしまう、複雑すぎる駅の数々。第3位以降にランクインした池袋駅や大手町駅なども、迷える駅として有名です。迷いそうなときは早めに案内板をチェックしたり、駅員に尋ねたり、地図アプリを活用したりと、とにかく焦らないことが重要かもしれませんね。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2