今年は、桜花賞の出馬表に、オークス激走枠の予告が出ていた。桜花賞の4枠に、この2頭が入っていたのだ。()で囲った部分をご覧になっていただきたい。

4枠(シ)ョーウェイ
4枠(カ)ラクレナイ
 なんと、4枠両馬の頭文字が、つなげると「カシ」になっていたのである。

 オークス(OAKS)はしばしば、オーク(OAK=樫)にちなんで樫の女王決定戦と呼ばれるが、そのカシのふた文字が、4枠に刻まれていたのである。これはどう見ても、オークスで4枠が激走するという予告だよなあ。

 じつは、現行の8枠連複の部分的採用が決定したのは、1963年4月1日のことで、なんと桜花賞の翌日。だから、桜花賞の8枠連複は1964年が始まりなのだが、その8枠制の桜花賞で、2頭が入った枠の頭文字が「カシ」だったことが、今年より前に一度だけある。1996年の桜花賞、その1枠である。

1枠(シ)ーズアチャンス
1枠(カ)ネトシシェーバー
 そして、この枠組は予告の意味を果たし、この年のオークスで1枠に入った4番人気のファイトガリバー(桜花賞馬にもかかわらず低評価)は、本命馬エアグルーヴの2着に突っ込んで来た。

 この前例にならい、今年のオークスも、「4枠特注」と言っていいと思う。

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