侍ジャパン「東京五輪は原辰徳監督」で決定?

 3年後に迫る国民的イベントで金メダルを獲るべく白羽の矢が立てられたのはあの名将。だがその思いは揺れに揺れている!!

 ペナントレース開幕から1か月以上が過ぎたプロ野球。セは広島、パは楽天がロケットスタートに成功した形となった。「楽天は本拠地で過去最多の観客数を記録するなど、12球団ともに動員も好調。例年と比べて、野球熱は高いですね」(専門誌記者)

 開幕直前に行われた第4回WBCの影響も大きかった。国の誇りを胸に戦う試合に日本中が熱狂し、準決勝の日本対米国の一戦は、平日の日中にもかかわらず、平均20.5%の視聴率を記録した。WBCで小久保裕紀監督が率いた日本はベスト4に終わったが、決して負けられない戦いが目前に迫っている。2020年7月に開会する東京五輪だ。

「08年の北京を最後に、五輪競技から外れていた野球が東京で復活するんです。野球での金メダルは、日本の悲願といっていいでしょう」(前同)

 そこで注目されるのが、小久保監督の後任となる日本代表監督の人事だ。「今月にも、ソフトバンクの王貞治会長をはじめ、歴代代表監督経験者の意見を聴くヒアリングが行われる予定です。日本野球機構(NPB)の熊﨑勝彦コミッショナーが主導していますが、大本命はすでに固まっている。原辰徳監督ですよ」(球団関係者)

 04年以降、日本代表が“頂点”に立ったのは、第1回WBCでの王貞治監督と第2回WBCの原辰徳監督のみ。五輪に関しては、公開競技だった84年のロス五輪で金、88年のソウルで銀。正式競技となった92年のバルセロナでは銅。96年のアトランタで銀。00年のシドニーではプロアマ混成で挑んだが4位だった。

 病に倒れた長嶋茂雄代表監督に代わって中畑清監督が指揮を執った04年のアテネでは準決勝で豪州に0-1で惜敗し、3位決定戦でカナダに勝ち、銅メダル。星野仙一監督の下で臨んだ08年の北京は、韓国に準決勝で敗れ、3位決定戦でアメリカに屈し、メダルなしに終わった。

「正式競技になってから、五輪の野球で日本は金メダルを獲っていない。自国開催の五輪は絶好の機会で、逃すわけにはいかないんです」(スポーツ紙デスク)

 原氏は巨人軍監督を通算12年務め、優勝7回、日本一3回。イチロー、青木宣親、岩隈久志、ダルビッシュ有、田中将大などを擁した09年の第2回WBCで世界一の栄冠をつかんだ。東京五輪で「夢をもう一度」と考えるなら、再登板は最善の選択だろう。

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