そして、同店のパワースポットとして名高いのは、池袋の地名にあやかり名づけられた、高さ80センチの「ジャンボ福来郎」の置物だ。「1号店は1969年、2号店は2000年に開業しましたが、03年にこの福来郎を置いたところ、さっそく年末ジャンボで1等・前後賞3億円が出たんです」(売り場責任者)

 池袋の街とともに歩むこの売り場、昨年末にはミニ1等1億円も出て、今回も期待できそう。

 西に移動し、愛知県名古屋市。この街のシンボルは、本丸御殿の復元工事を来春に控える名古屋城だが、街の玄関口の名古屋駅では、身長6メートルの名物人形「ナナちゃん」が、現在地に来てちょうど10周年だとか。それで気勢を上げているのは『名駅前CC』だ。

 中京地区一の売り場だけあって、昨年の年末で1等・前後賞合わせて10億円、今年グリーンでも1等・前後賞で5億円が出ている。「名古屋では、今年4月には駅近くのJRゲートタワー(46階)やJPタワー名古屋(40階)も全面開業するので、ますます売り場は元気です」(売り場責任者)

 大阪府大阪市の『大阪駅前第4ビル特設売場』は、西日本の最大繁華街・梅田地区にあって、東の「西銀座CC」に比肩する実力を誇る売り場。中でも、ドリームの実績が特にスゴイ。過去10年を見ても、1等が出なかったのは1度だけ。しかも07年5本、08年3本、10年5本、14年4本といった具合に、一度に多くの大当たりが出ている。

 実は、33年前に開設された最初のジャンボ宝くじは、ドリームだった。そして、今回のドリームでちょうど「3大ジャンボ」の発売は100回目と、ゲンがいいタイミングなのだ。「昨年の年末も1等・前後賞合わせ10億円が、今年のグリーンでも1等・前後賞で5億円が出ました。今回はいつも以上に気合を入れています。3連覇もできるはず」(売り場責任者)

 これに対し、世界遺産「熊野三山」の熊野速玉大社に毎年当せん祈願しているのは、和歌山県新宮市の『新宮イオンCC』。12年5月に、店頭に置いた身長160センチの開運招き猫『グーちゃん』を祈願し始めたところ、早くも翌13年年末で1等・前後賞合わせ7億円。さらに昨年年末でも、1等前賞合わせ8億5000万円の大当たり。

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