――他にも、お気に入りのシーンはありますか?

中村 そうですね~。2人で観覧車に乗るシーンは、ドキドキ感があって“こういうのもいいなぁ”って。あとはヨガかな(笑)。あれ? でも、なんでレポーターなのにヨガのシーンが必要だったんだろう……。朝起きて、ヨガをする設定だったんですけど。

――それはアレですよ。

中村 アレって?

――中村さんのヨガシーンが見たい、男性視聴者の願望をかなえたかったのでしょう。それと、ヨガ独特のポーズから膨らむ妄想を、皆さんに楽しんでもらおうという深謀遠慮ですよ。

中村 なるほど~。

――分かっていたくせに。

中村 ウフフ。

――ところで、今回のDVDで演じた新人レポーター役は、実際の中村さんと共通点はありましたか?

中村 あると思いますよ。仕事で失敗して、落ち込んでしまうことは、私もしょっちゅうなんで。

――そうなの? お酒を飲んで、キャピキャピ笑っている印象が強くて……。

中村 ヒドい(笑)。ふだんは落ち込むことが多いんです。バラエティ番組でも、トークが空回りしちゃったときは、ずっと楽屋で涙が止まらないんです。

――そういうときは、お酒を飲んで忘れるタイプ?

中村 いえ、落ち込んでいるときは飲まないんです。酔っ払うことで自分の失敗をチャラにしたくないって気持ちもあって。

――偉いなぁ。僕はすぐに飲んで、イヤなこと忘れてしまうけど(笑)。

中村 それがなかなかできなくて。私は落ち込むだけ落ち込んで“今度は頑張ろう!”という気分になってから飲みに行きます。

――飲むのは、前向きで楽しい気分になってから?

中村 そうなんです。基本、私のお酒は“祝い酒”。ずっと前から出たかった番組の出演が決まったり、新しいDVDが出たり、そういういいことがあると、飲むようにしているんです。

――いい酒ですね。でも、いいことが毎日あるわけじゃないでしょ。

中村 それは探すんです。もう時期は過ぎちゃったけど、近所で桜が咲いていたなんてこともいいことなので、祝い酒になります。

――そういうことでもかまわないんですね(笑)。

中村 はい! それに楽しい気分でお酒を飲んでいると、自然と楽しい仲間も集まってくるんですよね。

――確かに。逆に、酒の席で愚痴ばっかりこぼしている人の周りは、同じような人ばかり集まりますしね。

中村 どうせ飲むなら、楽しい仲間と楽しい話をしたいですよね。

――しかも中村さんといえば、飲み姿がメチャクチャかわいいことで有名です。

中村 アハハ。単に私は上機嫌で笑い上戸なんです。あと、飲んでいるときは仮面をかぶろうとは思わないんですね。もうホント、素のまんま、楽しみたい。で、楽しくなってくると、帰りたくなくなっちゃう。

――その発言をお酒の席で言われたら、たまりません。

中村 本当に帰らないですよ、私。この前も雑誌の企画で“昼飲み”をしたんですけど、途中から本当にエンジンかかっちゃって。仕事が終わった後も“まだ帰りたくな~い”って。気づいたら、お店を3軒ハシゴして、8時間以上飲んでいたんですよね。

――お酒、強いんですね。

中村 そうかなぁ~。

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