一つの食品では摂取できる栄養素が少ないのは当然のこと。しかし、品数を2つ、3つと増やしていけば、さまざまな栄養素を体内に取り入れることができ、バランスが良くなっていく。お昼を、カップラーメンとおにぎりという炭水化物コンビにするよりは、炭水化物を一品減らして、惣菜やサラダを増やしたい。

 タンパク質と組み合わせて食べる――ここで、ぜひオススメしたいのが、今、どのコンビニでも力を入れているサラダチキンだ。各社210円前後で提供しているサラダチキン。味も、プレーン、ハーブ、タンドリー、スモークなどバラエティに富んでいる。

 これを、コンビニに売っている袋入りのカット野菜の上に載せれば、ボリュームたっぷりのサラダの出来上がり。チキンの味によってサラダの味も一気に変わるうえに、ゆで玉子やチーズなど、コンビニにはバリエーションを豊かにするアイテムがいくらでも置いてある。

 さらに、ドレッシングもボトルサイズから1食分のサイズまで、さまざまあるので、飽きることなく楽しめるのもうれしい。「コンビニドレッシングで最もオススメしたいのが、セブンイレブンの和風ドレッシング。1食分のサイズしか置いていないのが残念ですが、これが最もおいしい。わざわざセブンまで行ってこのドレッシングを買い溜めし、他社であるウチのサラダにかけてます(笑)」(大手コンビニ店長)

 また、ダイエットを成功させるには、従来のダイエット的先入観に捉われないことも大事だ。「今流行の低糖質ダイエットでは、まず気にするべきはカロリーではなく糖質の量。そのため、従来の食事制限とは異なる考え方が出てくるんです。たとえばレジ横のホットスナックでも、チキンを加工していないものであれば、食べても大丈夫。糖質が多い衣の部分が少ないものを選べば、さらにいいです」(前出の栄養管理士)

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