将棋の加藤一二三・九段の引退に際し、さまざまなエピソードが紹介されたが、なかでも異色だったのが「チーズ」。対局中に、箱ごと持ち込んだチーズをむしゃむしゃと食べていたというのだ。脳の活性化に必須ということなのかもなあ。じつは昨年来、出馬表にチーズというサインが出たことが2度ある。

<2016年11月5日東京2R>
14番 ウインエアリー“ズ”
15番 ゴールドコーナ“ー”
16番 バガー“チ”

<2017年5月21日新潟9R>
3番 デストリーライ“ズ”
4番 オカホンコ“ー”
5番 フォースリッ“チ”

 最初のチーズのとき、どんな結果が出るのだろうと注目していたら、16頭の出走馬のなかにたった1頭だけいた女性オーナーの馬が、三角ブービーの位置から3着に追い込んできた。出遅れていなければ、勝っていたのではないかと思われる末脚だった。

 そこで、後者のレースでは、女性オーナーの馬はいないかと真っ先に探した。そうしたら、15頭の出走馬のなかに、またもやたった1頭だけいたのである。関西馬のドルチェリア。久々のうえに体重が18キロ減っていて心配だったが、複勝を買って見ていたら、逃げて3着に粘ってくれた。新理論はチーズ=女性オーナーだ。

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