「オオカミ」と聞くと、ギラリとした眼光や鋭い牙、がっしりした体格で森の中を駆けまわる姿を思い浮かべるかもしれない。“獰猛”“肉食”といった印象が強いオオカミだが、今回紹介する動画のオオカミはとても“かわいい”。飼い主と思われる男性にお尻を支えられながら、胸の上にちょこんと乗っかるほどのサイズしかない、オオカミの子どもなのだ。オオカミと言われなければ、一般家庭でかわいがられている子犬のようにしか見えない。
どうやらこの男性、オオカミを多頭飼育しているようで、他にも室内をチョコチョコと歩き回る子オオカミたちの姿が確認できる。男性は胸に抱いたオオカミに向かって「アウーー」と遠吠えのマネをして見せ、子オオカミたちに“遠吠え”のレッスンをしているようだ。オオカミたちにとって遠吠えは大事なコミュニケーション方法で、縄張りの主張や遠く離れた仲間とのコンタクトのために用いられる。人間に育てられているため、その能力を“遠吠え訓練”によって引き出そうとしているらしい。
男性が一生懸命遠吠えしてみせるが、当の子オオカミはクンクンと甘えた声を出しながら、男性の顔をずっとペロペロ。一向に遠吠えで返す素振りを見せない。それでも諦めずに男性が遠吠えを繰り返していたところ、ついに! 子オオカミは首をぐいっと持ち上げ前足を踏ん張りながら「アウーーーン」と、甲高くはあるが立派な遠吠えを返した。
一般家庭でオオカミをペットとして飼うことはほぼ不可能だが、まさか“オオカミの子ども”がこんなにかわいいとは。ぜひこの動画を見て癒されてみては?
★「Man teaches wolf pup how to howl」
https://www.youtube.com/watch?v=P6L0BXak858