女子バレーボール「美女名鑑」Vプレミアリーグの逸材たちの画像
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 強豪相手に2勝3敗と善戦も、5位に終わった世界4大大会から4週間――10月21日に、国内1部リーグが開幕する。注目はエース引退後の中田ジャパンを背負うのは誰かということ。強くて美しい“期待の星”たちを紹介しよう!

■全日本のメンバーが覇を競う!

 女子バレーボールのVプレミアリーグが10月21日、ゼビオアリーナ仙台で開幕する。開幕カードは「NECレッドロケッツ」VS「久光製薬スプリングス」など2試合。連覇を狙うNECと2シーズンぶりのV奪還を目指す久光製薬の2強が激突する好カードは、見逃せない一戦だ。

 ところで、今季から中田久美新監督(52)が率いる日本代表チーム、新生「火の鳥NIPPON」が、快進撃を続けているのをご存じか。「8月のアジア選手権では10年ぶりに王座を奪還。9月のワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)では7月のワールドグランプリに続いて08年北京、12年ロンドンと2大会連続で五輪金に輝いた強豪ブラジルに30年ぶりとなる連勝を記録しました」(専門誌記者)

 その全日本メンバーがVプレミアリーグで覇を競うのだから、見応えは十分。では今年3月に引退した絶対エース、木村沙織の後継者はいるのか。チェックしてみよう!

■ベテランに若い力が加わった「火の鳥NIPPON」選手の実力

 新生「火の鳥」の“エース格”として攻守両面でチームを支えているのが新鍋理沙(27=久光製薬)。ロンドン五輪で28年ぶりの銅メダルを獲得したときの主力メンバーだった新鍋だが、眞鍋政義前監督の戦術変更と、自身のケガもあって15年には代表入りを辞退。16年のリオ五輪にも出場していない。「久光製薬の監督として就任1年目の12/13年シーズンからチームをVプレミアリーグ連覇に導き、5年間で3回優勝させた中田監督は、新鍋の能力を高く評価。代表監督就任と同時に彼女を再招集したんです。中田監督の提唱する“ワンフレームバレー”を熟知していることも新鍋の強みです」(専門誌記者)

 ワンフレームバレーは、高さより攻撃のテンポ、攻守の切り替えの速さを重視した高速バレーのことだ。その新鍋のチームメイトで“同級生”の岩坂名奈(27=久光製薬)は中田監督から全日本の主将に指名されたミドルブロッカー。187センチの外国人モデル並みのナイスプロポーションで男性ファンも多い。

 石井優希(26=久光製薬)と長岡望悠(26=同)も“同級生”コンビ。石井は180センチ、サウスポーの長岡は179センチと180センチ級の左右の大砲が二門揃ったのは頼もしい。

 若手の古賀紗理那(21=NEC)は次世代エース候補の筆頭。熊本信愛女学院高時代から「将来の全日本を背負う逸材」といわれ、14年にNECに入団すると1年目から活躍。チームを優勝に導いた。「サーブレシーブなど守備面の不安からリオ五輪代表は逃したものの、今年のアジア選手権で完全復活。右膝靱帯を痛めてグラチャンは欠場しましたが、着実に成長していますよ」(スポーツ紙デスク)

 チーム最年長の荒木絵里香(33=トヨタ車体クインシーズ)は186センチの長身で相手チームの高い壁になっているママさんプレーヤーだ。

 ベテランに若い力が加わった「火の鳥NIPPON」選手の実力を、Vプレミアリーグでご確認あれ!

■リオオリンピック代表落ちの屈辱をバネに、アジア選手権MVP!

【新鍋理沙】(27歳/173センチ64キロ)ウィングスパイカー/久光製薬スプリングス所属

●新鍋理沙の「ここに注目!」

「私は比較的、守備が好きです」と本人が語るように、守備への意識が高いアタッカーの新鍋は“中田バレーの申し子”ともいえる存在。アジア選手権では、安定したプレーを披露してMVPに輝いた。

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