■気になる秘書の年収は!?

――皆さんの待遇は、どんな感じなんでしょうか?

赤坂 私は定時で帰りたいので、私設秘書がいいですが、私設はお給料が安いですから、公設になりたい人は多いですね。

――ぶっちゃけ、お給料はどのくらいなんですか?

赤坂 まあ、私設の場合は高くても年収500万円はいかないのではないでしょうか。私も300万円くらいですね。

――神澤さんは政策秘書ですね。税金でお給料が支払われる公設秘書(政策、第一、第二)のうちで最もお給料が高くて、就任するのにもさまざま要件があるんですよね。

神澤 年収は800万円くらいでしょうか。確かに政策秘書はお給料は高いんですが、深夜、時間外、休日労働の割増賃金や、帰宅が遅くなったときのタクシー代や宿泊代なども一切出ませんから、決してウハウハではないですよ。それに、ボスが落選や引退などで議員でなくなれば、自分も失職しますから、貯蓄もしないと不安です。

――なるほど。永田さんはいかがですか?

永田 第一、第二秘書は特に資格はないので、日本国籍があって議員が決めれば就任できます。でも、やっぱり勤務時間は不規則ですし、立場は不安定なのは政策秘書と同じです。

神澤 秘書の採用条件に、「言うことを聞きそうな人」というのがあるんですよ。それは、言われたことをちゃんとやるという一般的なことではなく、黒い物でも議員が白だと言えば、自らも白として物事を進めることです。議員の行動として“おかしい”と感じられるものであっても、命令をされればその通りに動く、それが「言うことを聞く秘書」。でも、そういう秘書は、賄賂や不正会計処理などに巻き込まれてしまうこともあるんですが。

■安倍晋三総理の妻、昭恵夫人は“悪魔”?

――恐ろしい…。さて、今年は安倍総理夫妻も何かとお騒がせでした。

神澤 官僚たちは総理よりも奥様の昭恵さんに怒っていると聞いています。特に財務官僚など、何かにつけて彼女に呼ばれ、「これを調べておいて」とかアゴで使われるそうで、「なんで、昭恵さんに仕えなくてはならないのか」と怒っているそうです。

永田 陳情とか、なんでも聞いちゃうみたいですね。それを官僚に気軽に「やっておいて」と投げる。でも、総理の妻だから、ぞんざいには扱えない。

赤坂 それが忖度ですね! 森友学園問題なんて、まさに、その構図ですよね。

永田 昭恵さんはいわゆる“天然”で、無邪気にそうしたことをしちゃうから、巻き込まれる官僚からしてみれば“悪魔”だと。そういえば夫婦仲も最悪だとか。

赤坂 みたいですね。家でも、まったく会話はないそうです。外遊などで2人が仲睦まじく腕を組んで政府専用機に乗って行く場面がよくありますが、機内に入るとすぐに手を離し、バラバラになるそうです(笑)。

■小泉進次郎議員は大人気!

――片や、小泉進次郎議員は総選挙でも大活躍でした。

永田 秘書からの人気も抜群です。やっぱり格好いいと。でも、少し背が低い(笑)。

神澤 選挙応援のときは、候補者の名前が覚えられないらしく地元のおいしいものとかの話ばかりしているそうです(笑)。あと、さすがに気の毒なので名前は出せませんが、お騒がせ系の女性議員の足が臭い件をネットニュースのコラムでチラッと書いたら反響がありましたね。短い会議ならいいんですが、長いときに靴を脱がれると、隣の議員が顔をそむけるほどだそうで。

永田 嫌われている議員で言うと、断トツで蓮舫さんですね。永田町、霞が関で蓮舫さんを好きな人は一人もいないですよ。界隈のタクシーの運転手さんも、彼女の乗車を断るとか。

――さまざまな話で盛り上がりましたが、最後に神澤さんに締めてもらえればと思います。

神澤 不祥事や良からぬこともありますが、国会は国民の皆さんの鑑です。政治を変えたいのであれば、ぜひとも投票にいらしていただきたいと思います。

――今日は、ありがとうございました!

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