妻の浮気も増加? 離婚経験者100人に「別れた理由」を聞いてみた!の画像
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 かつて、夫婦は一生添い遂げるものという認識が強かったが、最近では離婚する夫婦は珍しくない。厚生労働省が発表した「平成27年(2015年)人口動態統計(確定数)の概況」によると、この年の離婚件数は22.6万組。さらに人口1000人当たりの離婚件数を占める離婚率は1.81で、1970年は0.93だったことを考えると、2倍近くまで上昇。バブル崩壊あたりを境に、離婚は一気に増加した。

 もちろん離婚した理由は、夫婦によってさまざま。そこで今回は離婚経験のある20~70代の男女100人に、離婚に至った理由をリサーチしてみた。

 まず、離婚理由で圧倒的に多かったのは「性格の不一致」。回答者の年齢層も幅広かった。一緒に暮らしているうちに、「実は思いやりが足りない」「家事や育児に協力的ではない」など、相手への不満が蓄積。その結果、「性格の不一致」という結論にたどり着いてしまうのかもしれない。

 他にも似たような理由として、「価値観の相違」も定番のようだ。「高校の同級生同士で、お互いに理解しあえていたと思っていましたが、家族が増え、歳を重ねていくうちに、理解できない言動が増えてきて、2人で一緒にいる未来が見えなくなった」(52歳女性)という別離は、他人事ながら胸が締めつけられる思いだ。

 パートナーの「浮気」も、離婚理由の代表格。かつては浮気といえば“既婚男性がするもの”というイメージが強かったが、今では性別にかかわらず、浮気をしているようだ。今回のリサーチでも「元妻の異性とのつきあい」(57歳男性)、「自分の浮気」(49歳女性)など、女性側の浮気をきっかけに離婚したケースが多数見受けられた。

 そして見逃せないのが「DV」による離婚。今回のリサーチでは、圧倒的に女性の被害者が多かった。「話し合いができず暴力があり、それが子どもにまで及んだ」(49歳女性)など、子どもまでDV被害にあう痛々しい話もあった。しかし、中には女性からのDV被害に悩む男性もいるようで、「妻方一族から差別やいじめ、強要などを数年にわたって受け、精神的にきつくなり、DVで離婚」(48歳男性)という人もいた。

 また、「金銭問題」を理由に離婚する人もかなり多い。「経済的な理由」と一概に言っても、「借金」「酒と金」「ギャンブル」「浪費」など、お金が絡むさまざまなケースが存在する。「愛だけがあればいい」というのは、もはや幻想なのかもしれない。

 近年は、病気や介護も離婚の原因になりうる。「私の病気による失業」(53歳男性)、「病気のために会社をリタイヤし、経済的に生活が困難になった」(55歳男性)、「配偶者の病気により生活苦になり、配偶者だけでも施設で生活ができるように、離婚」(44歳女性)など、病気から生活苦に至ると、十分離婚理由になることが分かる。そして中には、「夫の親の介護のため。私の親も介護しなければいけなかったので」(63歳女性)と、今後増えると言われている「介護離婚」も見られた。

 さらに少数意見には、「マザコン」「教育の方針の相違」「義家族との不仲」「育児放棄」「宗教」なども。また詳細は不明だが、「夫が逮捕された」(37歳女性)という驚きの理由もあった。

 別れた夫婦の数だけ離婚理由はある。現在は幸せな結婚生活に満足している人も、先人の失敗を教訓にして、同じ道を歩かないように注意してほしい。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

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