タレントの紅蘭さんとの対談・後編です。先週は紅蘭さんのお父さんである草刈正雄さんの仰天エピソードで盛り上がりましたね。お父さんはダンディなイメージとは裏腹に、超心配性でマイナス思考。かつて、紅蘭さんが彼氏を連れて来たときは、もう大変だったとか。
■彼氏を連れてきたら…草刈正雄が家出!?
紅蘭「あれは私が中3か高1のときだったと思います。彼氏を自宅に招いて、両親に紹介したんです」
ゆま「お父さんは紅蘭さんに毎日“愛してる”を連発するほど溺愛されているのに、つらかったでしょうね」
紅蘭「でも、頑張っていました。彼氏の前では“草刈正雄”であり続けようと、にこやかに“ゆっくりしていってね”とダンディに決めていました(笑)」
ゆま「アハハ」
紅蘭「ただ、私は身内なので、父親の内面も痛いほど分かるんです」
ゆま「怒っていた?」
紅蘭「いえ、怒るというか、“ついにこの日が来てしまったのか”という落胆の気持ちであふれてましたね(笑)。それがビシビシと私には伝わってくるんです」
ゆま「かわいそう」
紅蘭「まあ、とりあえず彼氏を私の部屋に招いたんですね。すると、自宅にいながら私の携帯にお母さんからのメールが届いて、“パパが家出したよ、どうする?”って(笑)」
ゆま「もう、その場にいられなかったんでしょうね」
紅蘭「そうみたい(笑)」
■結婚の予行演習を…
ゆま「もし、紅蘭さんが結婚するとなったら、どうなっちゃうのかなぁ……」
紅蘭「今はその予定もないけど、予行練習はしているんです。ことあるごとに“もし私が結婚したらさぁ~”とか“子どもができたら……”というたとえ話をして、少しでも実際にそうなったときのショックを和らげておこうと(笑)」
ゆま「なるほど!」
紅蘭「そういえば以前、こんなことがありました。リビングで父がテレビを見ているとき、私は何かの本を読んでいて、読めない漢字があったんです。それで、“ねえ、パパ、ちょっといい?”って聞いたら……」
ゆま「うんうん」
紅蘭「急に顔色が変わって、私の前に正座するんです」
ゆま「え? なんで?」
紅蘭「私が真剣な話をすると思ったみたい。漢字の読み方を聞きたかっただけなのに。そのことが分かるや、激怒して“お前、ふざけんな! 妊娠したんだと思っただろ”って」
ゆま「結婚もしていないのに、妊娠なんだ?」
紅蘭「私もそのことを突っ込んだら、父は“お前は結婚しても絶対、俺に言わないだろ。だから大事な話というのは、妊娠したときに違いない”と……」
■男性のタイプはB専(ブサイク専門)!?
ゆま「アハハ。面白すぎ。いやあ、お父さんの話で、すっかり盛り上がっちゃいましたけど、紅蘭さん自身はどうなんですか? 好きな男性のタイプとか」
紅蘭「私にソレを聞いちゃいますか(笑)。よく“B専(ブサイク専門)”と言われるんですが、私自身はB専とは思っていないんです。ただ、周りから見れば“なんで、そんな顔の人と?”と思うみたい」
ゆま「どんな顔がタイプなんですか?」
紅蘭「うーん。ワンパンを食らったような顔かな」
ゆま「なんですか、ソレ(笑)」
紅蘭「ちょっと一発殴られているような顔のほうが、“男”という感じがして」
ゆま「男らしい人がタイプってことですか?」
紅蘭「生命力の強そうな男かなぁ。どこにいても生きていけるような」
ゆま「お父さんは?」
紅蘭「あ~。生命力には欠けているなぁ。超マイナス思考だし(笑)」