林修先生「“あたたかい朝ごはん”は呪縛」最新の家事論に共感続々の画像
林修先生「“あたたかい朝ごはん”は呪縛」最新の家事論に共感続々の画像

 3月4日に放送された『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)で、林修氏(52)が最新の“家事論”を紹介。ネット上で共感を集めたようだ。

 この日の番組で林氏は佐光紀子氏による光文社新書『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』を題材に、「“家事はきちんと”なんて無視していい」と提案した。これを受けて澤部佑(31)が「きちんとしたほうがいいでしょ」と疑問を投げるが、林氏は同著の中で、家事をきちんとしなくてはいけないというのが、戦後の日本政府による“刷り込み”だと分析されていると説明した。

 林氏は例として「日本の朝食」を挙げて説明。ゲストらに「理想を言うんだったら、どんな朝ごはんがいいと思いますか?」と質問すると、落語家の立川志らく(54)は「日本人だったら、白いごはんに、あったかい味噌汁に、魚にね、おしんこに納豆」と返答。「それがね、どこがいけないんですか!?」「それをきっちり奥さんが作るっていうのが、日本じゃないんですか!?」と声を大きくした。

 林氏は志らくの考えを尊重したうえで、「やはり、ちょっと刷り込まれてるのかなと思いますね」とコメント。なぜ「きちんとした朝食」が主流となったかについて、林氏は、農水省が「朝ごはんが大事」と連呼したためだと説明。結果、地方自治体が「めざましごはん」のキャンペーンを行い、当時の主婦雑誌が「朝ごはん特集」を企画。最終的に、和食の朝食を食べる家庭が「きちんとした家」であるようなイメージが根づいたという。

 林氏は「体調の悪いときもある」「共働きの夫婦も前に比べれば増えてますよね」と語り、そんな現代では“きちんと”という考えが、呪縛のように人々を苦しめていると説明。林氏は著者の佐光氏が「きちんとした朝食なんて、そういう概念は吹っ飛ばしていい、無視していい」というメッセージを送っていると紹介した。

 続けて林氏は、もともとは「卵かけごはん」も「お茶づけ」も、冷たいごはんに何かをかけて食べていた頃の名残りで、「朝食があたたかいもの」だという考えが政府の刷り込みだと説明。こうした“家事論”が、ネットでは「林先生の今日の授業、本当に助かります!」「誰かにやらなくていいって言ってもらえるとホッとしちゃう」と話題になった。

「この日の番組で、林先生は“シャンプーの補充”や“玄関の靴の整理”といった“名もなき家事”について熱弁していました。“名もなき家事”が今年の流行語大賞になる、とも豪語していたんですが、家事について勉強する林先生の姿勢に共感を覚えた視聴者が多かったようですね」(テレビ誌ライター)――あたたかい朝食を食べたかったら自分で作るしかない?

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