キリン第3のビール「本麒麟」、安くてうまい“本物感”にブーム到来の予感!の画像
キリン第3のビール「本麒麟」、安くてうまい“本物感”にブーム到来の予感!の画像

 こんにちは! フードアナリスト・たべもの記念日研究家の吉原潤一です。今回は13日に発売となったキリンの第3のビール「本麒麟」をご紹介します!

 紅に染まる「ここまでうまいと時代が変わる。」と書かれた電車広告がバンバンと打たれているのに気がついたのは、春の陽気に胸踊っていた3月の中旬。これを読んでるあなたも、電車広告やテレビCMなどで見かけた記憶はあるのではないでしょうか?

 キリンといえば、満島ひかりだったはず……、この女優は誰だっけ? と思考をめぐらせること3秒。「井上真央だ! 井上真央がビールを飲んでいるなんて!!」と心の中で叫んだのでした。

「本麒麟」のCMに起用されたのは井上真央の他に、俳優の江口洋介、歌舞伎役者の松本幸四郎の3人。ひとつの新商品でCMキャラクターを3人起用することには、キリンの力の入れようがうかがえます。「本麒麟」の“本”は本物、本格、本質の“本”。昨年「のどごし」などの第3のビールの売上が不調だったキリンがいよいよ“本”気を出した新商品です。

 近所のスーパーマーケットに立ち寄ってみれば、陳列棚が「本麒麟」のダークレッド一色に染まっていました! ひときわ目を引きます。また、赤い缶のビール系飲料は非常に珍しい存在。ビール系飲料でパッケージ色で成功しているものというと、やはり青色をイメージカラーとするサントリー「金麦」でしょう。「本麒麟」の赤はライバルに真正面からぶつかるキリンのメラメラと燃える炎のような意気込みを感じます。

 さて、さっそく1日の仕事終わりに、ぐいっと試してみました。すごいんです、この本格ビール感。厳密に言うとビールではない、第3のビールですが。

 どうしても先入観で、キリン「一番搾り」のようなキリッと爽やかなのどごしを想像してしまっていたのですが、まったく異なるものでした。重厚感あふれる飲み口でガツンときます。

 キリンの多くのビール系飲料は5%以下のものが多いですが、この「本麒麟」は缶ビールにしては珍しく6%! 缶のままぐいっと飲んでも、とてつもない麦芽の薫りを感じる、パンチのある飲み応えです。

 これはやっぱりちゃんとしたグラスで味わってみたいと思い、さらにもう一缶! あらためてこのうまさ、値段を確認しようとスーパーのレシートを見てみたら、なんと6缶で645円! 1缶たったの約108円ではありませんか! いやもう「俺はビールじゃなきゃダメなんだ!」って人を除けば、全人類この「本麒麟」をビールにしていけるんじゃないかって、本気でそう思いました。

 この「本麒麟」の真っ赤なパッケージは、春の行楽シーズンにうってつけ! 今年の春は、桜の木の下は、きっと赤い缶でにぎわうことでしょう。お花見のときに「本麒麟」を飲み交わせば、春うららな気分とともに彩り豊かに写真映えすること間違いなしです。

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