昨年、G1に昇格をしたのを機に、産経大阪杯は「大阪杯」となり、“大”という字がレース名の先頭に来た。このことに関連した何かが起きるかなと思っていると、果たせるかな、勝ったキタサンブラックのオーナー名は、有限会社大野商事だった。社名に“大”という字が刻まれていたのである。

■スマートレイアーは阪神競馬場が得意!

 新興のG1だけに、レース名の普及を推し進める意味で、今年も昨年と同じパターンの可能性大。そこで浮上してくるのが、スマートレイアー。この馬は、厩舎が大久保龍志、オーナーが大川徹氏で、ともに“大”という字が刻まれている。

 スマートレイアーは、大阪杯の舞台である阪神芝をきわめて得意にしており、これまで9戦して、[6・1・0・2]という好成績。3回負けているが、これは、4週間以内のレース間隔、あるいは道悪馬場と敗因がはっきりしている。今回は4カ月近い十分なレース間隔をとっているので、良馬場なら狙っていける。

 ネックは、9歳という年齢だが、昨年秋、男馬を相手にGⅡの京都大賞典を上がり最速で差し切り勝ちしているのだから、信じられないくらい元気(ちなみにそのときの3着馬が、直後にジャパンCを勝つシュヴァルグラン)。未勝利勝ちを除くと、残り8勝がすべてひと桁ゼッケンという馬だけに、やはり内枠が欲しいところだろう。

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