波瑠
波瑠

 トークや演技、歌などを人前で披露する芸能人にとって、“声”はまさに商売道具と言っていいだろう。だが、多忙を極めて体調を崩し、声が出なくなってしまったという芸能人は、意外に多い。

 2017年5月24日、自身のブログに「昨夜から声がピタッと出なくなりました。お酒も飲んでないし、勿論タバコも吸わないし絶叫もしていないのに…」(原文ママ)と投稿したのが、フリーの高橋真麻アナウンサーだ。ブログによるとその翌朝、駆け込んだ病院で吸入器を装着しながら、点滴などの治療を受けたという。

 医師からは「過労とストレスと風邪による声帯の炎症」と診断されたと明かしたが、高橋自身は「自分は過労だとは全く思っていないので風邪が喉にきちゃったのかな…」と、過労が原因であることを否定。最後に「これから収録ですがどこまで出来るか…お仕事関係の方々に本当に申し訳ないです」と謝罪すると、「とにかく気合いで何とか頑張ります!」とプロ根性を見せていた。

 女優の波瑠も、17年3月12日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、同様の症状を告白している。波瑠によれば、NHK連続テレビ小説あさが来た』でヒロインを務めていた際、撮影が長時間に及び、睡眠が3時間しか取れない日も珍しくなかったという。

川崎麻世はカイヤのストレスが原因!?

 そうした過酷な撮影が影響したのか、波瑠は体調を崩し、声を出せなくなったこともあったそうで、その際は口パクで演技し、アフレコで声入れしたのだとか。そんな波瑠に対し、義母役で共演した女優の風吹ジュンは「波瑠ちゃん、声が出ないときはこれが効くのよ」と、のどあめを溶かした飲み物を作ってくれたという。

 最後に紹介するのは、16年9月に声帯萎縮症で手術を受けた俳優で歌手の川崎麻世だ。川崎によると、数年前から声がかすれる症状があり違和感を感じていたそうで、病院で検査したところ、ストレスによる声帯萎縮症が明らかになったという。

 妻であるカイヤの束縛がすさまじく、結婚生活28年のうち、約半分は別居していたことなどがストレスになったようだ。術後の経過が心配されるが、川崎は17年5月15日に自身のブログで「手術は成功し声帯の筋肉も元に戻り低音も響きを取り戻す事が出来ました」と報告。それを裏づけるかのように、その年に発表したシングル曲では、全盛期を彷彿とさせる歌声を披露している。

 声が出なくなる困難を乗り越えながら、仕事に全力投球する芸能人たち。これからも前向きな姿勢で、ファンを魅了してくれることだろう。

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