今回のテーマは「世界の怪事件」。不可解で謎が多く残る事件にまつわる問題を3つお届けします。(文中敬称略)
【Q1】切り裂きジャックに関する衝撃的新説は?
「世界の怪事件」というテーマで欠かすことができないのが、“切り裂きジャック”事件です。これは、世界一有名な未解決事件であり、劇場型犯罪の元祖だといわれます。“切り裂きジャック”と称される犯人は、1883年8月から約2か月間に、ロンドンで少なくとも5名の女性をバラバラに切り裂いて殺害。また、署名入りの犯行予告を新聞社に送りつけたとされます。また、他にも関連を疑われる未解決の殺人事件が10件以上あります。切り裂きジャックの正体は、現在まで法的に特定されていません。
一方で、研究のうえで独自の結論を発表している専門家も少なからずいます。2013年にトレバー・マリオットという元刑事が発表した説は、それまでの定説を覆すものでした。さて、それはどんなものだったでしょう?
- (1)宗教関係者の集団犯行である
- (2)殺害は動物の仕業で、声犯行声明は第三者のいたずらである
- (3)切り裂きジャックそのものが存在しない
【Q2】雪山で発見の遺体にみられた異常現象は?
「ディアトロフ峠事件」とは、1959年2月、ソ連(当時)領ウラル山脈でスノートレッキングをしていた9名(男7・女2)が不審死を遂げた事件です。9名はマイナス30度の極寒状態ながら、テントを内側から引き裂き、ほとんどが薄着のまま裸足で外に飛び出して死んでいました。
雪崩によりパニック状態に陥ったという説もありますが、だとしても不可解な点がいくつもあります。なぜか、頭蓋骨や肋骨が骨折していたり、眼球や舌がなくなっていたりと、遺体にはそれぞれ異様な損傷がみられたのです。他にも、単なる自然災害では片づけがたい現象があったといわれます。それは次のどれ?
- (1)遺体がオレンジ色に変色していた
- (2)何名かの衣服から高い線量の放射能が検出された
- (3)女性が2名とも妊娠しており、しかも、出産間近の状態だった
【Q3】遺体が発見された狭すぎる場所とは?
日本にも多くの怪事件があります。インターネットでその不可解さが拡散されたのが、1989(平成元)年2月、福島県都路村(現・田村市)で発生した事件です。ある場所で、脱いだ服を胸に抱えてヒザを折るような体勢の遺体が発見されます。遺体の主は近くに住む男性(25)と判明。警察は、男性が自らの意思でそこに入り、出られなくなって死亡した判断としました。
この件が怪事件として扱われるのは、遺体が発見された場所が著しく狭く、物理的にそこに入るのが困難だからです。目的はなんとなく想像できますが、それを果たすためには極めて強い意志が必要になりそうです。さて、その狭い場所とは次のどれでしょう?
- (1)女子寮の米びつの中
- (2)ホテルの排水溝
- (3)汲み取り式トイレの便槽