NMB48本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで! 【第2回】の画像
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【新連載】NMB48本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで!【第2回】~小説を書くためのイントロダクションpart.2~

いつも全力~!
 
元気!(100%)
笑顔!(100パー!)
果汁~!!(オーッ!!)
せ~の……100パー!!!!
エースの座……小説家への道もゆずらへんで!(フゥー)
NMB48チームNの15歳、本郷柚巴です!

――今回は、小説家になるための方程式の続き。本郷さんのデビュー期待値やいかに!?

=本郷柚巴 =真代屋秀晃)

「では早速ですが、僕が考えた小説家になるための方程式を書いていきます」

「お願いします!」

・才能値×(○○○+α)=作品の質

「この“作品の質”が高ければ面白い=すなわちデビューできる小説ということですが、まず、この○○○には何が入ると思いますか?」

「うーん……読書とか? 読書量!」

「ほぼ当たりです!」

「パチパチパチパチ(自分に拍手)」

「○○○には、執筆量が入ります」

「あれ?」

「そして、この+αに本郷さんの言った読書につながる経験や知識が入るんです。つまり……あれ、経験のケンってどう書くんだっけ……ケン、ケン……」

「こうですよ!(空中に素早く何かしらを書く)」

「すいません、緊張してしまって(笑)……改めまして、こうなります」

・才能値×(執筆量+経験、知識)=作品の質

「では、作品の質を上げるためにどうすればいいか」

「はい! 私ももうさすがにかけ算分かりますよ……こう、こう…こうやから、やっぱり才能が必要……」

「僕は、才能値1でした」

「才能値が低くても、いっぱい書いたり、いろんなことを経験していればいい!」(ビシッ!)

「そうです。仮に才能が1でも、執筆量を増やして100回書いてみたり、誰も経験したことがないことをやっていたりすれば、才能が100のやつが1回書くことと同じなんです」

「おおおおお(得意げ)」

 

 

「作家志望者のなかには“いいよなぁ~、芸能人は。簡単に小説が出せてよ~”と言ったりする人もいますが、当たり前のことです。

普通に生きていては絶対にできない経験をしています。芥川賞を獲った又吉直樹さんの本なんかもそう。芸人の描写が非常にリアルで、芸人にしか書けない文章です。そういう意味では本郷さんも、現役でアイドル活動をされていますよね」

「はい! 公演に出たり、コンサートに出たり。あ、あとNMB48でいえば、山本彩さんをはじめ、魅力的な先輩アイドルをいっぱい見ています!」

「それは本郷さんしか持っていない武器です。才能値はまだ分かりませんが、もう経験はかなりのものですから、仮に、仮にですよ、才能値が1でも、作品の質は、もう1万ですね」(1万と記入)

「ひえぇぇぇ」

「いくら才能値が低くても、カヴァーできるということです。これは、次の書いていないときの心構えに繋がるのですが、とにかく書いていないときに、経験や知識をつけることを意識する。たとえば、とにかく映画を観まくるとか」

「私、ホラー映画をよく観ます! 怖すぎるのはアレですけど」

「ホラー映画が好きなんですね」

「好きです!」

「では、あまり興味ない映画も観てみてください。小説は何が役に立つか分からないので、常に“もしかしたら役に立つかな”と思って、映画を観たり、いろんなところに行ったりして吸収してください。 僕は、食事会などにも誘われれば何か小説のネタがあるんじゃないかと思って参加します!」

「すごーい」

「そして最後の、書いているときの心構え。これは釈迦に説法なんですが」

「しゃかに……」

「書いているときはサービス精神が大事なんです。読者側の気持ちに立つこと」

「アイドルでいえば応援してくださるファンの方のことを考えるってことですね!」

「まさにそれです。どうすれば、喜んでもらえるかなとか。ちなみに、本郷さんはどんな心構えで舞台に立っていますか?」

「やっぱり、来ていただいたファンの方に楽しんで帰っていただけるように、ということですね。そして、初めて来ていただいた方には、もう一度来たいなって思っていただけるように。あと、私を1番に見つけてほしいので、なるべく大きく踊ったり……」

すばらしい……これから小説を書こうとする人間は、応援される側に立たなきゃっていう意識が意外と少ないんですよ。そうなると、本郷さんの才能値は、もうこんくらいいくんかなぁ」(本郷さんの才能値のところに1万と書く先生)

「いやいやいやいや、そんな」(1万×1万の0の数を指でかぞえながら)

(笑)。でもこれが一番大事なんです。つねに読者のことを意識して、この文章は読みにくくないかな、とか。このセリフで伝わるかな、とか。ここをしっかり考えて書かないと何が書きたいか分からなくなりますので!」

「はい! がんばります」

――本郷さんの作品の質はすでに100,000,000と判明!? 次回から、ついに本編に入ります。まずはプロットの書き方。初めて見る起承転結の文字に、本郷さんは? 次回をお楽しみに!

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