NMB48本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで!【第4回】の画像
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【新連載】本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで! 
【第4回】プロット編 ~本郷柚巴の人生に“転”をもたらしたMV~

いつも全力~!
 
元気!(100%)
笑顔!(100パー!)
果汁~!!(オーッ!!)
せ~の……100パー!!!!
小説家への道もゆずらへんで!(フゥー)
NMB48チームNの15歳、本郷柚巴です!

【おさらい】

 本郷さんがアイドルになるまでの軌跡を起承転結で表すと、“起”は「たまたまAKB48ショップに入った」。そして、“承”では、「キラキラとしたアイドルたちのグッズを見ていた」。そして今回は“転”に。本郷柚巴の「小説家への道もゆずらへんで!」プロット編最終章!

=本郷柚巴 =真代屋秀晃)

「今考えると、そのときはAKB48のメンバーさんも全然知らなくて、唯一知っていたのが前田敦子さんや大島優子さん、板野友美さん、そして篠田麻里子さんだったんですけど……前田敦子さんのグッズを見て“おぉ~”ってなるけど、知らないメンバーさんは“このかわいい子、誰やろ?”って、本当なにげなく見ていたんです」

――そこで人生の“転”となる『絶滅黒髪少女』のMVを目撃したんですね。

「そうですね。今まで観たことないようなMVで。AKB48だと、かわいい系が多い印象だったんです。『ヘビーローテーション』とか。でも、NMB48の『絶滅黒髪少女』を見たとき、山本彩さんが胴着をつけて弓を射ってたり、“和ッ!”って驚いたんです」

――驚きと和風の和のダブルミーニングですね(笑)。それが、“転”ですか?

「はい。そして一番の理由となったというか、印象に残ったシーンがあって。渡辺美優紀さん(卒業)が書道で“変”という字を書いていたんですよ。その時、私も書道をやっていて、じっくり魅入ってしまって。めっちゃカッコよかった。そこで魅せられたのが転ですね。私もこのグループに入りたい! って思いました」

「では、本郷さんの“アイドルになるまで”を表した起承転結(第3回参照)の“起”をさらに起承転結にしていくと、こうなりますね」

起 たまたまAKB48ショップ入る

承 AKB48メンバーたちのグッズを見ていると、NMB48『絶滅黒髪少女』のMVが聞こえてきて、目に入る

転 これまでとは違う和の雰囲気、そして書道をやっていた自分と重ね合わせて、渡辺美優紀さんの書道のシーンを魅入ってしまう

結 NMB48に入りたいと思う

「以上のように起承転結があって、その中にまたそれぞれ細かい起承転結があります。その集まりが物語になっていくんですね」

「なるほど! 頭がこんがらがりそうですね」

「そうですね。なので先にプロットを作っておくんです。書いていると途中で何を書いたらいいか分からなくなったり、最初と最後でつじつまが合わなくなったりしないために」

「確かに、これまでプロットなんて知らずに書いたこともあったんですが、途中でわけが分からなくなったり、これ面白いのかなと思ったりしました」

「よくありますね。プロットはいわば地図です。小説を書くということは冒険に出るみたいなもので、知らない道を進むために、地図を見ますよね? 書いている途中で迷わないために、迷ってしまったらプロットを見るということです」

「おおおお!」

「そして僕が研究した結果、少し語弊があるかもしれませんが、物語をプロット化するとほとんどが、1つのパターンに当てはまるんですよ。①主人公がいます ②壁にぶち当たります ③乗り越えます ④それで主人公はどう成長したか、というパターンです」

「あっ! お父さんに小説の話をしたときに言われました。さっき言ってくださった主人公が大きな壁にぶつかって、乗り越えていく物語が多いよって」

「お父さんは映画好きとか?」

「はい。よく私も一緒に横で映画を観ているんですけど」

「さすがですね。お父さんが言っていることは正しいです。困ったら、主人公を壁にぶつからせてください(笑)。作家さんの中にはプロットを作らない人もいますが、僕は事前にプロットを書いておくことを推奨します!」

「分かりました!」

――プロットを完全に把握した(?)本郷さん。次回からは、人物描写編。NMB48という数々の魅力的で個性的なメンバーに囲まれた本郷さんにとってはお手の物!? お楽しみに!

本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで

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