NMB48本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで!【第5回】の画像
NMB48本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで!【第5回】の画像

本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで! 
【第5回】人物描写編 ~登場人物を魅力的に書く!part.1~

いつも全力~!
 
元気!(100%)
笑顔!(100パー!)
果汁~!!(オーッ!!)
せ~の……100パー!!!!
小説家への道もゆずらへんで!(フゥー)
NMB48チームNの15歳、本郷柚巴です!

――今回から、人物描写編に突入。アイドルと同様、小説に出てくるキャラクターにも個性が必要。小説でキャラを際立たせることは難しいが、本郷さんの周りにはNMB48メンバーという個性的な人物がたくさんいる!

=本郷柚巴 =真代屋秀晃)

「プロットは難しかったと思うんですが、ここからの説明は超がつくほど簡単ですのでご安心を!」

「よかったぁ(笑)」

「魅力的なキャラクターの作り方なんですけど……まず、本郷さんの周りにいる人で魅力的な人と言われたら、誰が思い浮かびますか?」

「山本彩さんです!」

「なるほど。たとえば、どういうところが魅力的ですか?」

「彩さんのソロライブを観に行かせていただいたんですけど、歌声だったり、ファンの方を魅了するパフォーマンスだったり、そしてあおり方だったり。観る人、聴く人を惹きつける魅力があります。特に歌声は私も、あんな風になりたいと思っています。もう、同じメンバーだと思えないくらい……」

「では、性格面は?」

「彩さんの性格ですか!? 決めたことは絶対にやり通す方だと思います。あとメリハリがすごいなと思います……楽屋でのふざける彩さんと、ファンの方の前でのかっこいい彩さんで違ったり。あと、忙しいはずなのに、相談メールをするとすぐに返してアドバイスをくれたり、メンバーのことをしっかり見てくれていて」

山本彩さんのことを語るときにすごく生き生きする本郷さん

 

「魅力が止まらないですね。聞くだけで素晴らしい人物なんでしょう。簡単に言えば、それを書けばいいんです。非常に簡単でしょ?」

 

「え? ……はい」

「ただ、そのまま普通に書くだけでは小説はつまらなくなってしまいますので、極端に振り切ってしまうんです。仮に、先ほど言っていただいた楽屋裏とステージとでは違う人という新たなキャラクターを作るとしたら、ステージ上はめちゃくちゃカッコイイけれど、実はひとりでパジャマが着れなかったり、水をダラダラとこぼしてしまったり、とか」

「そ、そんなに!」

「あくまで思いつきの“たとえば”ですよ。振り切ってキャラクターに印象を持たせることが大切です。というのも小説って文字だけなので、意外と外見をズラズラ書いていても人物像が伝わらないんですよ。“この人はかっこいい”と書いても、全然分からないじゃないですか。なので、しぐさや行動でかわいさだったり、かっこよさを見せるんです」

「はい!」

「たとえばメンバーを盛り上げるのがうまい人がいたとします。ただそれを書くだけでなく、振り切って具体的に書くんです。コンサート開始の1分前に必ずスタッフとメンバーの背中をバンバン、バンバン叩く、とか。“○○はコンサート前にいつもテンションを盛り上げてくれる”と書く以上に、キャラクターが生きてきますよね。小説はあくまでフィクションなので、モデルの人がいたとしても、振り切ってガツンと書いたほうが面白く見えます」

「分かりました! そう考えると参考になるメンバーがたくさんいますね」

「今度から、この人は小説の登場人物として参考になるかな、という目線でメンバーを見てみると勉強になるかもしれませんね」

「……(しばし、メンバーを想像)」

「そして、参考になりそうだなと思ったら、そこから自分で、その人の生活を想像してみてください。“この人、信号を待っている間は何を考えてるのかな”とか。そこから、キャラクターが生まれてきます。先ほどの“どんなに忙しくても相談のメールを返してくれる人”だったら、“朝起きて、メールをチェックするのが日課”というキャラにしてもいいですし、とにかく素直に書くと地味になってしまうので、振り切ってしまいましょう!」

「分かりました! 考えてみます」

「では、ここでとっておきの秘策を教えます。『ドラゴンボール』の孫悟空って知ってますか?」

――国民的キャラクターの名前が飛び出した! 果たして本郷さんは、悟空を知っているのか……ではなく、孫悟空から学ぶ魅力的な人物描写は次回をお楽しみ!

本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで

本日の新着記事を読む