羽生結弦選手
羽生結弦選手

 7月2日、首相官邸で行われた「国民栄誉賞授与式」に、フィギュアスケートの羽生結弦選手(23)が出席。国民栄誉賞とともに贈られる記念品を辞退したことに、称賛の声が上がっている。

 この日の式典に、羽生選手は故郷の仙台を代表する織物「仙台平」の紋つき袴姿で登場。安倍晋三首相(63)から表彰状を手渡されると、羽生選手は「ありがとうございます」と一礼し、笑顔を見せた。

 人間国宝の甲田綏郎氏から贈られた「仙台平」の袴を身につけた羽生選手を見て、安倍首相は「どんな格好をしても似合いますね」と絶賛。すると羽生選手は、「本当はもっと伝統のある所作をしなくてはいけないかなと思ったんですけど、自分はスケーターなので、スケーターとして、羽生結弦としてここにいられたらと思いました」と語った。

 羽生選手は、その後の記者会見の席で記念品を辞退したことを報告。そして「自分の中で、“皆様とともに取れた賞”という気持ちがすごくあったので、僕個人の気持ちだとか、そういうのはあまり出したくない」と、記念品を辞退した理由を説明した。

 さらに羽生選手は、「自分の体と相談しながら、試合に向けて準備を進めていきたい」「これからも全力で、自分の名、そしてこの国民栄誉賞という素晴らしい名に恥じないようなスケートをしていくことが大事」と、今後の意気込みを明かした。

 そんな羽生選手の国民栄誉賞受賞に、ファンは大喜び。ネットでは「同じ日本人として誇りに思う」「立派としか言いようがない!」「袴姿がここまで似合うのは、羽生くんしかいない」など、歓喜のコメントが続出。

 また記念品を辞退した経緯についても、「素晴らしい人格を兼ね備えたアスリートだ!」「どこまでも謙虚な姿に、また惚れてしまった」「ますます羽生くんを応援したくなる」「品格がぶれないところは尊敬しかない」など、最大級の賛辞が贈られていた。

「国民栄誉賞の受賞者には、表彰状と盾の他、記念品が贈られることになっています。その記念品は、受賞者が希望するものが贈られるそうで、最近では、女子マラソンの高橋尚子選手(46)がスイス製の高級時計、女子レスリングの吉田沙保里選手(35)は真珠のネックレス、同じく女子レスリングの伊調馨選手(34)には、京都西陣の帯が贈られました」(芸能誌ライター)――羽生選手の謙虚な姿勢に拍手!

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