バカリズム
バカリズム

 専用車での送迎がない、自家用車で通えないといった場合、顔バレなどでの騒動を避けるため、タクシー移動を選択する芸能人は多い。楽チンだから羨ましい限りだが、その分、たくさんのトラブルを経験しているようだ。

 タレントの磯山さやかは、「最近は近距離でも乗るんですけど」と前置きした上で、「“近くて申し訳ないです”と運転手さんに言うと“遠くて申し訳ないって言ってほしいな”って言われることがある」とイヤミったらしい対応をされた経験を明かした。

 さらに、足が痛くて歩けないときに、「信号でタクシーを待っていると、(運転手さんと)目が合っているのに、そのままスルーしていく人がいる」と怒りをあらわに。「“空車”にしてあるのに、突然“迎車”に変える人っているんですよ! 意味が分からない!」とキレまくった。

 千原兄弟千原ジュニアもタクシーがらみの激怒エピソードを持っている。自宅前から羽田空港までタクシーに乗った時のこと。若い運転手は最初から無愛想で、ジュニアは「お世辞にも感じがいいと言えない」と思っていた。走行中も道路の状況に舌打ちするなど最悪の態度だったが、余計に面倒くさくなると思って、特に文句も言わなかった。

 しかし、羽田空港に到着すると、ついに堪忍袋の緒が切れたという。「着きました」と言われたのは、降車場を50メートルも過ぎた場所だったのだ。ジュニアが「え?」ととまどいを見せると、運転手は「いや着いたから!」とイライラMAXの様子で「1800円!」と手を突き出したそう。

 しかし、自宅前から羽田空港までは、いつもなら8000円ぐらいはかかるため、変だなと思ってメーターを確認すると、そこには確かに1800円の表示が。つまり、運転手が料金メーターを倒し忘れていたのだ。無愛想な性格は元からとしても、運転中の態度の悪さは、これが原因だったのかも。さらに遠くで降ろそうとしたのも、単なる八つ当たりで「ちょっとコイツ歩かそう!」と思ったのではないかとジュニアは推測。あまりのバカバカしさに、最終的には怒りも収まり、苦笑しながら「はい、じゃあ1800円! ありがとうございました!」と降車したそうだ。

 お笑い芸人のバカリズムも理不尽な思いをしている。やっとの思いでつかまえたタクシーに乗ったとき、運転手に「このあと休憩入るので、ワンメーターの近いところならいいけど」と言われ、バカリズムが場所を指定すると「そこだと、休憩に食い込むから、降りてください」とアッサリ拒否された。怒りが込み上げてきたが、その場ではどうすることもできず、しかたなく降りたと悔しそうに語っている。

 一方、バイオリニストの高嶋ちさ子の場合は、タクシーの運転手のほうが気の毒かも。せっかちでキレやすいキャラが浸透しているため、怒られないようにしようと、「これでいいですか?」とわざわざ詳細な道順を告げて確認してきたり、あまりの恐ろしさにメーターを倒し忘れる人までいるそうだ。

 東京都内では初乗り料金が安くなったため、一般人でも気軽にタクシー利用できるようになったのはうれしい限りだ。しかし、流しのタクシーだと運転手も乗客も相手を選べない。双方ともに、トラブルに巻き込まれないことを祈るのみ?

あわせて読む:
・嵐ファン爆笑、二宮和也が明かした“コンサート明太子事件”とは?
・小出恵介、株主総会も終了でホッ…反省ゼロの「あの女ぶち殺してえ」発言
・所ジョージは5000万円の被害! 芸能人「マネージャー横領」事件簿