鈴木奈々
鈴木奈々

 芸能界では、インパクトの強いキャラクターが注目され、一躍売れっ子になることもある。しかし、ブレイク後に、「実はキャラを作っていた」と告白する人も意外と多い。

 おバカキャラでブレイクしたタレントの鈴木奈々は、バラエティ番組などでコメントをする際、同じ単語を2回繰り返すことで知られているが、「家ではやらないですよ」と明かしている。言葉を2回繰り返すのは、テレビに自分が映る「尺(時間)が伸びるから」やっていると、したたかな戦略であることも告白している。また、鈴木と仲が良いタレントの青木英李からも「仕事に対して、若干計算してるかなと思う」と暴露されたことも。

 ある番組で、青木と鈴木が共演した際、親友である青木の「英李」という名前を鈴木が書くことになった。すると、書けるはずなのに、青木いわく「どこから持ってきたんだ」という漢字を使って青木の名前を書いたという。それを指摘された鈴木は「やりました」と認めていた。

 鈴木のように、自身のキャラについてバラエティ番組で自ら明かしたことのある芸能人はまだまだいる。石田純一の娘としてバラエティ番組に出演することが多かった女優のすみれも、キャラ作りを告白した一人。すみれは、父親のイメージに寄せて、本心では笑っていないのに笑ったふりをしていたらしい。さらには、地声が低いにもかかわらずテレビ用に声の高さを変えたり、テンションの高い“おバカキャラ”を演じていたという。

 兄弟ともにキャラを作っていたのを明かしたのは、プロボクサーの亀田興毅と、現在はトレーナーとして活動している弟の亀田大毅だ。対戦相手を挑発するパフォーマンスが賛否を巻き起こした亀田兄弟。当時のパフォーマンスについて、興毅は「笑いを入れるとか、柔らかくしたらもっと(印象は)変わっていたかもしれません」と語っている。プロデビュー戦の記者会見での、雑誌を破るパフォーマンスも、事前に何回も練習し、前夜は緊張で寝られなかったそうだ。大毅は、内藤大助との世界戦で内藤を挑発していたが、父の史郎氏から「注目されてナンボ」と言われたそうで、演出だったことを認めている。

 タレントの小倉優子は、かつて“こりん星”キャラでブレイクしたが、後に「全部嘘なので、バラエティ番組でペラペラしゃべれるようになった」と明かした。ミュージシャンで俳優の及川光博は、自身の王子様キャラについて「透明な“着ぐるみ”みたいなもの」「戦略を立ててやっていた」と語っている。

 競争の激しい芸能界で売れるには、ある程度“キャラ”も必要なのだろう。しかし、自らそれを暴露する芸能人が多いのは、作られたキャラには限界があるからなのかもしれない。自然体が一番!?

あわせて読む:
・稲垣吾郎も動揺! 松岡修造のテンションの低さに「今カメラ回ってますよ」
・宇垣美里アナ「捨て鉢伝説」に、田中みな実もビックリ!?
・滝沢カレン「30歳に見える」“失礼コメント連発”に、視聴者ヒヤヒヤ