■松本人志に細川たかしのモノマネをチクられて
ゆま「それにこれだけの“あるある”を考え出すのって、本当に大変そう」
RG「もう胃が痛くなりますよ。以前、東京スポーツでも連載していたのですが、その頃が一番キツかった。毎週、編集部からお題が来るんです。たとえば、今なら日本体操協会の塚原夫妻について、あるあるネタを考えてください、みたいな」
ゆま「難しそう……」
RG「中には僕のまったく知らない時事ネタもあるので、とにかくネットでいろいろ調べて、絞り出していましたね」
ゆま「そんな陰の努力があったんですね」
RG「まあ、最近はやり方を少し変えて、人に会ったときに“あるある”ネタを聞き出すようにしています。人との会話の中で“それって、ありがちだよね~”という内容は多いんです。そうした流れで生まれた“あるある”のほうが、ナチュラルで一般的な共感も得られやすいんですよね」
ゆま「なるほど~。確かに、“あるある”ネタって、共感できたときに、すっごく気持ちイイですもんね」
RG「ありがとうございます」
ゆま「ところで……やっぱり目がいっちゃいますね、その髪型(笑)」
RG「アハハ」
ゆま「RGさんといえば、今や細川たかしさんのモノマネで大人気ですもんね」
RG「いやあ、“こぶしたかし”という名前でやらせてもらっています」
ゆま「元々は何がキッカケだったんですか?」
RG「一時期、有名人のモノマネをするとき、“髪型を似せる”ことに僕がハマったんですね」
ゆま「そしたら、細川さんがあの話題の髪型に(笑)」
RG「はい。あれを見たとき、やりたくてやりたくて、ウズウズしたんです。で、どうせやるならズラではなくて、ちゃんと自分の頭も剃ってしまおう、と」
ゆま「勇気ありますね~。細川たかしさんといえば、演歌界の超大御所なのに(笑)」
RG「最初はこっそりやっていたのですが、『ダウンタウンなう』に細川さんが出演された際、ダウンタウンの松本人志さんが“髪型を真似ている奴いまっせ!”とチクっちゃったんです。正直、芸人として“終わった……”と思いましたね」
ゆま「アハハ。でも、細川さんは許すどころか、“公認”してくれたんですよね」
RG「はい(笑)。弟子入りさせてもらいました。本当にまさかの展開です」
ゆま「今ではプライベートでもよくお会いされているんですよね。実際、普段の細川さんってどんな方なのですか?」
RG「皆さん、いろんなイメージを抱かれていると思うのですが、ひと言で言うと、“昭和の大スターここにあり”ですね!」
ゆま「おおっ! もっと詳しく教えてください」(後編につづく)
レイザーラモンRG 1974年6月8日生まれ。レイザーラモンHGとお笑いコンビ『レイザーラモン』を組み、バラエティ番組を中心に活躍している。あるあるネタや歌ネタでブレイクし、演歌歌手・細川たかしから公認を得た細川のモノマネも人気。9月に新著『あるある黙示録』を上梓した。
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