総選挙と言えば、指原が初めて1位を獲得したのは2013年。この年には、今週のバスドルが2人、異なる経緯で同じSKE48のメンバーとなっている。

 チームKIIの竹内彩姫は、1999年11月24日生まれの今週19歳。2013年1月の第6期オーディションで合格し、総選挙最高位は31位。学生時代はバトミントン部の部長も務め、趣味は野球観戦という体育会系だ。

 一方、同年の11月に開かれた第1回ドラフト会議で指名を受けた現チームSの松本慈子も、1999年11月19日生まれで今週19歳の誕生日を迎える。剣道初段の腕前で、特技はスノーボード、さらにドッジボールが得意というスポーツ女子。ダンス経験ゼロの状態から成長を遂げた努力家な面も注目だ。

 この時期、アイドル界は黎明期をけん引した前田敦子、大島優子の卒業を経て、新時代へと突入する激動の転換期。その後に総選挙3連覇で時代を切り拓いたのが指原だが、その偉業がスタートした2015年には、多くのバスドルも産声を上げている。

 指原が総選挙で1位をとる約1か月前に開催された、第2回ドラフト会議。ここで指名を受けてアイドルの道に進んだのが、AKB48チームBの久保怜音。2003年11月20日生まれで、間もなく15歳となる彼女は、音楽好きでフルートをたしなむ才女。グループ内でもトップクラスに若いメンバーだが、頭の回転が速く、ハイスピードで成長する注目の存在だ。

 さらに、久保が指名を受けた約2か月後、NGT48第1期オーディションで合格を果たしたのがチームG所属の菅原りこ。2000年11月23日生まれの今週18歳で、加入以前にジャズダンスなどを習得していた実力派。トークでは一転して天然キャラ全開の不思議ちゃんで、そのギャップも魅力の一つになっている。

 NGT48や欅坂46など、続々と新グループが産声を上げた2015年だったが、翌年も主流はやはり指原一強。第8回総選挙で初の連覇を果たすなど、その勢いはとどまる所を知らなかった。

 この年の年末、AKB48チーム8の長野県代表メンバーとしてお披露目されたのが、髙橋彩香。現在はチーム4も兼任する彼女は、2001年11月22日生まれで今週17歳。大好きだという歌と、将来女優を目指すという演技の両輪に注目したい。

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