天海祐希
天海祐希

 役者は、いろいろな職業を演じるが、特に“ハマリ役”に当たると、その役のイメージが強くつく。たとえば「刑事ならこの人」「この人は悪役が似合う」など、それぞれ思い浮かべる役者がいるのではないだろうか。ドラマがヒットすると、その役のイメージはより強くなる。

 今回は、人気ジャンルでもある“医療系”のドラマや映画に注目し、「医者が似合う役者」について、10~50代の男女200人に聞いてみた。医者と言えばこの人! そんな役者トップ3は?

 第3位(3.0%)には、天海祐希がランクイン。

 元宝塚歌劇団月組トップスターで、退団後はドラマや映画、舞台などに引っ張りだこ。宝塚での男役のイメージや、本人のサバサバとしたキャラもあり、“デキる女”“強い女”という役を演じることが多い。過去には弁護士や教師、刑事役の他、2008年『Around40~注文の多いオンナたち~』(TBS系)で医師役を演じている。

 天海には「女医としての貫禄がありそう」(51歳/女性/主婦)、「テキパキした印象だから似合いそう」(49歳/女性/デザイン関係)、「性格がサッパリしていて女医に合いそうだから」(42歳/女性/主婦)というような理由で選んでいる人が多かった。

 第2位(9.0%)は、唐沢寿明だ。

 1990年代にはトレンディドラマで人気を博した唐沢。2018年にはドラマ『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)で主演、50代になり、ますますその演技力に磨きがかかっている。2003年にはドラマ『白い巨塔』(フジテレビ系)で、天才外科医の財前五郎を演じている。原作者の山崎豊子は、当初イメージに合わないと難色を示したが、初顔合わせで唐沢を気に入り、起用。後に「あなたが財前で良かった。感動しました」と唐沢を評した。

 唐沢を選んだ人からも「ドラマ『白い巨塔』で見事な演技をこなしたため」(21歳/男性/営業・販売)、「『白い巨塔』のイメージが強いから」(48歳/男性)、「財前先生役が良かった」(54歳/男性/営業・販売)という理由が挙がっていた。

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