高橋優に岡崎体育、あのミュージシャン俳優の注目作は?の画像
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 テレビドラマや映画を見ていて、「あの人は誰?」と思わず気になってしまう出演者に出くわした経験はないだろうか? 実は最近、テレビにあまりなじみのなかったアーティストが、ドラマなどで重要な役柄を演じるケースが増えているのだ。

 まず、初めに紹介するのが、テクノミュージシャンの岡崎体育。2016年にリリースしたメジャーデビューアルバム『BASIN TECHNO』がオリコン週間アルバムチャートで初登場9位を記録するなど、テクノ界の異端児として活躍していた岡崎。そんな彼が連続テレビ小説まんぷく』(NHK)で進駐軍の日系人MP役を演じたところ、その存在感が話題となり、俳優としても一躍脚光を浴びることとなった。岡崎は19年4月公開の映画『麻雀放浪記2020』にも、地下アイドルの熱烈なファン役として出演。メガホンを取った白石和彌監督からは「岡崎体育さんの独自の世界観が好きでお願いしたのですが大正解でした。これからお芝居の仕事が増えるんだろうなと思います」と、その演技力を絶賛されていた。

 同じく『まんぷく』に出演する浜野謙太も、俳優として活躍するミュージシャンの1人だ。高校卒業後、同じ高校の先輩である星野源らが結成したバンド、SAKEROCKに加入した浜野はトロンボーン奏者などとして活躍し、07年からは自身がリーダーを務める在日ファンクでボーカルを務めている。そんな浜野は個性的なキャラクターを買われ、05年公開の映画『ハチミツとクローバー』を皮切りに、さまざまな映画やテレビドラマに出演。19年1月12日スタートの『面白南極料理人』(テレビ大阪)では、主人公の西村隊員役を務めるなど、すっかり売れっ子俳優になっている。

 俳優として活躍するアーティストといえば、アフロヘアにサングラス姿のレキシこと、池田貴史も忘れてはならない。1997年にファンクバンド、SUPER BUTTER DOGのキーボードとしてメジャーデビューし、07年からはソロユニットのレキシで活躍してきた池田。役者としてのデビュー作となった15年公開の映画『海街diary』では、登山中に凍傷で足の指を3本ずつ失った役柄ながら、陽気さあふれる演技を披露し、観客をほっこりさせた。また、ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)シリーズでは、小料理屋の店長役を好演。独特の存在感が注目を集めたこともあり、役者としての活躍の場は今後も広がっていきそうだ。

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