浅川梨奈
浅川梨奈

 アイドル界のトップを走ってきた浅川梨奈さんが、とうとうグループ卒業。女優として第二の人生を歩み始めた彼女がお芝居やグラビアにかける思いや恋愛観、結婚観などをぶっちゃけてくれました。

――おおっ、白衣に黒のストッキングとは!

浅川 これは今度、主演を務めさせていただいた映画『リケ恋/理系が恋に落ちたので証明してみた。』での劇中衣装なんですよ。

――映画館のスクリーンでもその姿が拝めるんですね。たまらないです。どういったストーリーなんですか?

浅川 理系大学の理工学研究科を舞台に恋愛経験ゼロの理系男女が、「お互いを好き」であるかを理論的に証明していくというラブコメです。私はヒロインの氷室菖蒲を演じさせていただきました。

――ほうほう。菖蒲って、どういう女性なんですか。

浅川 菖蒲ちゃんって、ツンデレでツンツンしているように見えて、意外とすごく女の子っぽくてピュアなところがあるんです。私も周りの人間から、けっこうツンデレだよねとか、意外と乙女だよね、純粋だよねとか言われたりするので、似ているところはたくさんありましたね。あと、一途なところとかかな。

――ということは演じるうえでは難しくなかったと?

浅川 菖蒲ちゃんのキャラクターはわりとスッと入ってきたんです。でも、最初に台本を見たときは理系っぽい専門用語がたくさんあってなんの呪文だろって(笑)。

――じゃあ、セリフを覚えるのは大変だったんじゃ?

浅川 難しい用語には赤ペンで読み仮名を振って、赤い半透明のシートで隠して読み方を間違えないようにしたりとかしましたね。

――それは頑張りましたね。

浅川 本当に受験勉強みたいでした(笑)。ちゃんと自分が理解できて口にしないと、ただ言わされているだけのセリフになっちゃうから、すごく嫌だったんです。

――なるほどね。監督から役作りでは、どんな注文があったんですか。

浅川 ツンデレの菖蒲って、すごくツンツンしているから冷たい女って思われがちかもしれないから、できるだけ“デレ”の部分だったり、かわいい部分は失くしたくないから、そこは意識してって言われましたね。

――“デレ”の部分を映画でチェックできるのが楽しみです。今回の撮影で大変だったことは?

浅川 想いを寄せる同じ研究室の雪村君とデートで観覧車に乗るシーンがあったんですけど、私、高い所が本当にダメで(苦笑)。観覧車って揺れるじゃないですか。だから、一緒に乗っていたスタッフさんに「ホント動かないでくださいね!」って、もう撮影にならないことを、ずっと言っていました(笑)。あと、ストッキングがすぐ伝線しちゃって、1日1本は破いていましたから、衣装担当の方は大変だったと思います。

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