■お笑い芸人並みのチームワーク

光浦「いやあ、お笑いなんてね。誰かがボールをトスして、誰かがシュートを決めて、周りで笑ってあげるものなんです。でも、これがなかなかできないし、芸人同士でも難しいんです。それがちゃんとできているのよね、彼女たちは。実際、彼女たちはちゃんと自発的にボールを回しあって、誰かが決めたら、みんなで笑ってあげてるでしょ。友情がスゴイ。すでに戦友みたいになっているんでしょうね~」

ゆま「学校の部活みたいになっているんですよね」

光浦「素晴らしいと思うわ、あのチームワーク。それに、みんな、総監督のマッコイ斎藤さんの顔色をうかがっているの(笑)。ああいう姿も昔のめちゃイケと同じ。めちゃイケのメンバーも昔は正解が分からなくて、いつもプロデューサーの片岡飛鳥さんの顔色ばかり気にしていたよ」

ゆま「アハハ。芸人さんの世界でも、そうなんですね」

光浦「そうよ~。何かを発言するたび、飛鳥さんの顔をチラッとみて、“おっと、今の私のキャラは間違っていませんよね?”と確認していたわ」

ゆま「めちゃくちゃ分かります、その気持ち。私もとにかくマッコイ斎藤さんが笑ってくれていれば、“これでいいんだ!”と内心ホッとしてたし、逆にムスーッと無表情のままだと、ひたすら落ち込んでいました」

光浦「ゆまちゃんも真面目なのよね~。恵比寿マスカッツのみんなが真面目」

ゆま「あのぉ、うまく返せなかったときの打開策みたいなものはありますか?」

光浦「あ~。打開策は見つからないまま、私は42歳のときに諦めました(笑)」

ゆま「え?」

光浦「もちろん誰だって、オールマイティで一番になるのが理想。顔も良くて、スタイルも良くて、話も面白くて……。冷静に考えれば、私はとてもそんな人間になれないどころか、“デコボコ”している(笑)。でも、私が好きな人間って長所も短所もあるデコボコした人間なのよね。だったら、自分の好みに近い形を目指そうと、いい意味で諦めたの」

ゆま「すごく勇気づけられる話です!」

光浦「まあ、そうやって諦めたら、テレビの露出は減っちゃったけどね(笑)」(次回に続く)

みつうらやすこ 1971年5月20日、愛知県生まれ。幼なじみの大久保佳代子とお笑いコンビ『オアシズ』を結成し、デビュー。『めちゃ×2イケてるッ』(フジテレビ系)では、中心メンバーとして活躍。女性芸人として絶対的なポジションを確立した。

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