■上白石萌歌は歌手の可能性も?

 また「福岡で1番かわいい女の子」と話題になり、今もモデル活動を続ける今田美桜にとっても、『3年A組』は飛躍の作品になった。17年の月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系)などに出演していた今田だが、今作で陰のある諏訪唯月という役を見事に演じ、女優としてもさらに株を上げた。公開中の映画『君は月夜に光り輝く』では永野芽郁と再共演。こちらも注目されること確実で、今後の活躍が楽しみだ。

 最後に物語の最重要人物、景山澪奈を演じた上白石萌歌についても、触れておきたい。彼女の名を世に知らしめたのは、綾瀬はるかの娘役を演じた昨年の『義母と娘のブルース』(TBS系)だが、『3年A組』でのシリアスな演技で人気女優の仲間入りをしたと言ってもよい。最近はNHK2020応援ソング『パプリカ』の歌い手にも抜擢され、歌手としての可能性の高さも感じさせる。女優としての今後の活躍も気になるが、次に狙うは『NHK紅白歌合戦』への出場か?

 振り返ってみると、若手女優は実にすごいメンツだった。『3年A組』出身の女優たちが、テレビ、映画業界を席巻するのもそう遠い未来の話ではないだろう。

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