七変化に分身…「忍者の秘密」クイズ8問! 最初の忍者のボスは聖徳太子!?の画像
画像はイメージです

 情報収集、要人暗殺、破壊工作……。あらゆる特殊任務をこなした忍びの者たち。最新の調査で判明した虚構と現実が交錯する“忍者の真実”を一挙公開!!

 今回は、最新調査で判明した、忍者の噂がウソかホントかを大特集。

■Q1.忍者は黒装束を着ていた?

 答えは×……。

 忍者といえば黒装束が定番だが、これはフィクションで江戸時代の歌舞伎に由来するという。実際の忍者は、市井に溶け込むため、濃紺や濃い茶色の野良着を着ていた。

■Q2.忍者は刀を背中に斜め掛けにした使用していた?

 答えは×……。

 忍者は刀を斜めに背負っているイメージがあるが、それは映画やドラマの世界の話。実際には動きの邪魔になるため、侍同様に刀は脇に差して使用していた。

■Q3.忍者は分身の術で何人にも分身できた?

 答えは◯……。

 ドラマなどでお馴染みの分身の術だが、忍者は催眠術で敵に暗示をかけて幻覚を見せたという。麻薬を利用したものもあった。八方分身という秘術も伝わっている。

■Q4.忍者は塀の上に飛び乗れた?

 答えは◯……。

 日頃から鍛錬を重ねた忍者は身体能力にも優れ、自分の身長ほど(あるいはそれ以上)の高さまで飛び上がれたという。

■Q5.忍者は水堀の中を深く潜って城に潜入した?

 答えは×……。

 竹筒をシュノーケル代わりに水面深く潜り敵から身を隠す“水遁の術”だが、実際には深く潜ろうとすると水圧で胸を圧迫されて呼吸がうまくできない。そこで忍者は水面近くまで顔を上げたり、または顔を少し水面から出して呼吸していたという。

■Q6.忍者はいろいろな人物に七変化した?

 答えは◯……。

 忍者は怪しまれずに諜報活動をするために町でよく見かける虚無僧、出家、山伏、商人、放下師(大道芸人)、猿楽師、常の形(侍や農民など)に変装、それら職業に関する知識や技能も身に付けていた。

■Q7.忍者は印を結んで忍術を用いた?

 答えは◯……。

 実際に印を結ぶことで脳波が安定することは科学的にも証明されており、集中力が高まり、落ち着いた心境になり精神統一できるという。つまり印を結ぶのは、現代で言うと一流アスリートが精神集中するために行なうルーティンに近い。

■Q8.日本で忍者を最初に用いたのは聖徳太子だった?

 答えは◯……。

 飛鳥時代、蘇我氏と物部氏の対立を収めるため聖徳太子は甲賀出身の大伴細人(おおともさびと)を用いて物部守屋を倒した。情報収集に功績があったと認められた細人は、太子から「志能便」の名を与えられた。この「志能便」がやがて「忍び」となる。

 これまでのイメージとは異なることも多い忍者の秘密。あなたはいくつ知っていた?

※『EX大衆』2018年9月号より

あわせて読む:
・特集・日本の歴史は忍者とともにあった!?
・服部半蔵に風間小太郎…日本に実在した「伝説の忍者たち」
・松尾芭蕉に西郷隆盛、実は「忍者だった」日本の偉人たち

EX大衆

大充実グラビア、エンタメ記事満載のEX大衆はここでも読める!dマガジンで読む