■グラビア以外にドラマでも活躍
――家族の目には別人みたいに映ったんですね。現在はグラビア以外にも活動の場を広げています。この春、2本のドラマに出演されていますね。
華村 1本は、4月27日(土)の夜9時よりNHKBSプレミアムで放送されるドラマ『恋と就活のダンパ』です。タイトルにもある“就活”と“ダンパ(ダンスパーティ)”を題材にした青春群像劇です。私が演じるのは、加藤諒さん扮する主人公・菅猛にひと目惚れされる八神玲香という就職活動中の女子大生です。
――就活がテーマですが、事前に、どういったリサーチをしたんですか?
華村 短大のときの友達がまさに就活の真っ最中で、いろいろ聞かせてもらいました。面接で人間性を試されたとか、いざ自分の番になったら全然話せなくなって、自信をなくしたとか。
――ダンパのシーンは、いかがでしたか?
華村 加藤さんと踊るシーンがあって、最初は社交ダンスみたいなのをイメージしていたんですけど、実際は学生たちがワイワイ騒いでいる中でのダンスだったので、もっと緩っとした感じだったんです。監督さんからは「2人でご自由に」みたいな指示で、エーッと思ったんですけど、諒さんに教えてもらいつつ、楽しみながら、なんとか乗り越えることができましたね。
――華村さんのダンスシーン、期待しています。もう1本は――。
華村 全3話が配信中の特撮ドラマ『RIDER TIME 仮面ライダーシノビ』です。
――今回、演じたのは、ヒロインの神蔵紅芭ですね。
華村 紅芭は忍者の末裔でくの一を目指して修業しているんです。しっかりしていて明るくて純粋な女の子ですね。すごく“乙女”な女の子なんですけど、私にはまったく乙女な部分がないので「乙女になるってこんな気持ちなんだ」って思いながら演じました(笑)。
――自身とギャップがある役だったんですね。仮面ライダーといえば、アクションに注目が集まります。
華村 アクションは初挑戦だったんですけど、事前に特訓とかはなくて、現場で教えていただいた感じでしたね。今回は“走る”のがメインだったので「体力はある?」ってアクション指導の方から聞かれました。受け身も教えていただいたんですけど、相手の動きに合わせて演じるというのは思った以上に難しくて……。
――なるほど。剣を使った殺陣のシーンもありました。
華村 カメラに向かって斬りにいくシーンが、すごく難しかったです。やっぱり、剣を自分が振りやすい範囲で振ると、迫力が全然伝わらないんですよ。それこそ、カメラのフレームから剣が見えなくなるくらいの勢いで大きく振らないと迫力が出ないんですね。それと、剣にばっかり集中すると表情が硬くなったりして、監督から「もっと、もっと顔を緩めて!」って。