■山田裕貴が明かした吉沢亮の意外な一面

 この日、『なつぞら』でも共演する山田は、かつて吉沢が「俺は一番になりたい」と語り、脇役ではなく主役に強い意欲を見せていたことを明かした。これには吉沢も「酔うと言っちゃうんですよ」と認めつつ、酔った勢いで「俺は最強になるから」などと言った翌朝は後悔しているのだと釈明し、笑いをとっていた。また吉沢は自分の気持ちについて、脇役も主役もどっちもやりたいとし、「自分より芝居うまいなあという人がいると、負けたくないなと思う」と、負けず嫌いな一面も見せていた。

 確かに吉沢亮はこれまで“脇役”の成功で出世してきた俳優だ。今年、デビュー10周年を迎える吉沢は、2011年『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)の仮面ライダーメテオ役で注目されると、以後、たくさんのドラマや映画で活躍してきた。

 最近は『銀魂』や『リバーズ・エッジ』、『キングダム』など大人気漫画の実写映画で大きな役を得ているが、実は近いところでの主演作は『ママレード・ボーイ』ぐらいで、脇役で地道にキャリアを積んできた印象が強い。『キングダム』の主演は1つ年下の山﨑賢人(24)だっただけに、そろそろ主演作でブレイクしたいところだろう。

 朝ドラ『なつぞら』をきっかけに、間違いなく全国的な知名度を手に入れた吉沢亮。一番になりたいという彼の望みがかなう日は間違いなく近いだろう。ともあれ、『なつぞら』『キングダム』での演技が多方面から評価され2019年は「吉沢亮が本格ブレイクした年」と、記憶されることになりそうだ。(ドラマライター・半澤則吉)

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