■大河ドラマ『いだてん』での地上波復帰は!?

 一連の事務所とのトラブルが原因で、2016年7月で彼女と所属事務所との契約は終了。『あまちゃん』の大ヒットで国民的女優としての活躍が期待されていたものの、本名の「能年玲奈」も使用できなくなり、「のん」に改名。現在は、映画や舞台を中心に活動を続けている。

「ただ、地上波ドラマへの出演は独立以降ありません。地上波復帰を見据えて、昨年10月上旬にのん側が事務所に謝罪するかたちで和解を持ちかけたと『FRIDAY』(講談社)が報じましたが、話し合いが持たれたのは一度きりで、交渉は決裂したとみられています」(芸能プロ関係者)

 のんの地上波ドラマ復帰について、希望を込めて語られていた作品がある。現在放送中のNHK大河ドラマいだてん ~東京オリムピック噺~』だ。脚本が“クドカン”こと宮藤官九郎、演出に井上剛氏、音楽は大友良英氏、プロデューサーは訓覇(くるべ)圭氏と、制作陣に“チームあまちゃん”が勢ぞろいしていることもあり、ドラマのスタート前から、「復帰の可能性があるのはこの作品しかない」と多くのメディアで取り上げられていた。

「さらに、小泉今日子(53)や橋本愛(23)をはじめ、『あまちゃん』に出演していたキャストも、『いだてん』には数多く出演しています。それだけに、のんが『いだてん』で地上波ドラマ復帰、という期待も高まっていました。同時に、視聴率が10%を大きく下回り、“打ち切り説”まで出ている『いだてん』にとっても、のんのサプライズ出演はドラマ浮上の起爆剤になるのではとも言われていたんです。女性初の日本人金メダリスト・水泳の前畑秀子役では、と具体的な役名も出ていましたが、結局、上白石萌歌(19)が演じることになりました。

『文春』の告発記事のネタ元がのん本人だったことが今回の『FLASH』の記事でますます広がり、かつての所属事務所の関係者や事務所とつき合いのあるテレビ関係者、芸能関係者が、のんと関係を持つことをより避けることは間違いないでしょう。もはや『いだてん』出演はありえないでしょうし、今後の地上波ドラマ復帰もますます遠のいたのではないでしょうか……」(前出の芸能プロ関係者)

 低視聴率に悩む『いだてん』。浮上の目がひとつ、消えたようだ。そして、のんの弾ける笑顔を地上波ドラマで見られるのは、いつになるのだろうか……?

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