■テレビマンの間でタブー視されている“あおり演出”

「5日の放送は番組冒頭から“話題の山ちゃんが”とかいうふうにして引っ張りに引っ張ったんです。で、出てきたのは番組開始から1時間45分後の9時45分頃。9時30分頃にCMにいく際は“この後、山ちゃんが!?”みたいなテロップが出たのに、CM明けも出てこずで、結局、もう1回CMを挟んでの登場でした。登場といっても“天の声”としてだったので通常通り声のみ。放送当日夜に行われた記者会見などとの兼ね合いでそれは仕方ないとは思いますが、あのあおり方は近年見ないレベルのものでしたよ。

 このような“あおり”と呼ばれる演出は、ここ最近のテレビ業界ではタブー視されています。過去に他の民放でも“CMの後に〇〇が!?”といった過剰な演出をして批判を浴びましたが、5日の『スッキリ』はまさにそれ。あおり演出の見本のような構成でした」(在京テレビ局ディレクター)

 事実、ネットでも「天の声出てくるの結局いつもと同じだったよね」「スタジオに来るって話を番組冒頭でしてたからいつもより30分早く出てくると思っちゃった」「めっちゃ待ってたのに新たな情報はなかった」と、『スッキリ』の演出に拍子抜けしたというコメントが多数投稿されている。

 日テレ内でも、5日の『スッキリ』の演出には不満の声が上がっているという。日テレで働く制作会社関係者が話す。

「日テレでも“あおり演出”はよく行われていました。ところが近年、過剰なあおり演出は、視聴者が離れてしまうというのが明白になってきた。そのため、ここ最近はこのような演出は控えられています。ただ、5日の『スッキリ』はあまりにも露骨でした。『スッキリ』に関してはここ数年、何度も打ち切りの話が出ていましたから、視聴者が期待する山ちゃんの出演をダシにして、半ば批判覚悟であおり演出をしたのではないかと、局内でもささやかれていますね」

『スッキリ』と同時間帯の番組では、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』が10%前後の視聴率で、それを6~7%の視聴率の『スッキリ』と『とくダネ!』(フジテレビ系)が追う状況が続いている。

「『スッキリ』は、2017年10月に人気の水卜麻美アナ(32)を新MCに加えるなど、マイナーチェンジを繰り返していますが、視聴率の低迷が続いていて、局内では“もう上がり目はない”という評価です。6日の山ちゃんが生出演しての超高視聴率はなんの文句もないですが、5日のあおり演出での10.3%はやはりまずいと思います。ただ5日と6日の視聴率爆上がりは一時的なカンフル剤にすぎず、番組の延命にはつながらないのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 業界から批判が飛ぶ演出方法で好結果を叩き出した『スッキリ』。新婚の山里の仕事が減らないように、長く続くいい番組であってほしいと思うのだが……。

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