死亡率日本一! 阪神高速のヤバすぎ実態の画像
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 5月21日、首都高は同高速における昨年の事故総数が9940件だったと発表。平成元年以降、初めて総事故数1万件未満を達成したという。さらに死傷事故件数に至っては838件と、前年に比べ、13%以上も減少したのだ。

 それに対し、危険性が際立つのが、近畿圏の中核を成す阪神高速だ。阪神高速の事故件数は5812件。しかしながら、死傷事故率は20.7件/億台キロで、首都高の10.9件/億台キロ(いずれも17年、警察庁調べ)の約2倍。首都高より短い営業距離ながら、より多くの人が死亡、受傷する阪神高速。日本一危険と言っても過言ではない。そこで、知りたいのが死亡事故の回避術だ。敵を知れば百戦危うからず。まず知るべきは阪神高速の特徴だろう。交通ジャーナリストの村松虎太郎氏が説明する。

「他地域のドライバーが阪神高速を走ってみて、まず驚くのが、急で大幅な車線変更ではないでしょうか。JCTからJCTまで短い距離で4車線もの移動を強いられることも。他の先進国の都市高速の中でも、阪神高速ほどヒヤッとする道路は、そうありません」

 もし、車線変更に失敗しても、慌てずに次のルートを考えることが肝要。この危険性は「1号線に多いが、環状線なのでまた戻ってこれる」(前同)からだ。そして、本線を通行していても、こうした急移動を要する合流車両がいることを念頭に置きたい。

 ちなみに、1号線では急カーブが多いので注意したいが、同時に、急カーブ直後の渋滞も意識して走りたい。見通しが悪いために渋滞に気づかず、最後尾に追突する可能性があるからだ。高速走行で突っ込めば、死亡事故になりかねない。

 1号線だけでなく、若宮カーブ、潮見カーブ、阿波座カーブなど事故多発地帯が多い。こうした危険箇所も事前にチェックしたい。

 また、カーブだけでなく、芦屋や長田などの本線料金所で事故が多いのも阪神高速の特徴だ。さらに、神戸線を筆頭に、オービスが短区間に立て続けに設置されている区間が複数あり、オービスを見て急ブレーキを踏む車がいることも注意。

 これらを防ぐためには、事前に走行ルートを確認するのがオススメだ。また、大阪府は交通事故件数で毎年、最下位争いの常連だけに、急な割り込みなど“大阪マナー”にも注意を払いたい。マナーを守って安全なドライブを!

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