■「データ派」と「直感派」
私がここまでパチンコ・パチスロ情報誌・攻略誌に関わってきた中での効果的と思える分類は、暫定的に以下の通り。
1)データ派・直感派
2)1台をずっと打つ派・フットワーク派
3)ハイリスクハイリターン派・ローリスクローリターン派
4)財力がある・無い
5)平日派・休日派
6)短時間派・長時間派
7)郊外·都会
8)辛抱強い・飽きやすい
とりあえずこれで行きます。今回は「1.データ派·直感派」へのアドバイスです。
■データ派は「良い負け」というのがある
まずは「データ派」。このタイプの特徴は、「今日のは“良い負け”だ」という概念に尽きます。これは、台の大当たり確率と平均獲得出玉、千円あたりでヘソに入る割合から算出された「ボーダーライン」を導き出して「期待値がプラスかどうか」で押し引きするタイプです。「確率はいずれ収束する」という根拠の元で出された理論ゆえ、その日の結果に一喜一憂せず、淡々と受け入れる特徴があります。また、「出玉を節約できるプチ情報」とか「止め打ちが効く」などに貪欲。
こうした打ち手にオススメなのが、『海物語シリーズ』や『北斗系(旧要件)』です。人気が高いこれらの機種は、メーカーが甘く開発していることが多い上に、お店も甘く使うことが多い台です。同条件でパチスロなら『ジャグラーシリーズ』や、『沖ドキ!』『HANABI』『バジリスク絆』などがオススメ。
打ち方としては、すでにこれだけ理論が確立されているのですから、「毎回全ツッパ」でも「気の向くままに打つ(ヤメる)」でも自由。
■直感派は「理性」が勝負の分かれ道
対する、「直感派」は、『麻雀物語』や『戦国乙女』や『花の慶次シリーズ』などの「丁半バクチ台」がオススメ。これらは、当たりそのものに確変+出玉マックス、通常当たりで出玉もほぼナシなど、完ぺきな差をつけているため、良く回る台だろうが関係なしに、その日のヒキ(大当たりの内訳)がモロ結果に出ます。回らないクギ、大ハマりしているデータの台でも「そろそろ来るかも」で座って、本当にワンチャンスから大勝ちが起きるので、ヨミの勝利を味わえるのが醍醐味といえます。
直感派へのアドバイスとしては、見境がなくなることが一番怖い。いくら「そろそろ出ごろだ」と感じても、まるで回らない台に座るのは控えめにして、なるたけアツくならないようにということと、あと収支簿をつける、とかもいいです。