■既婚者同士の合コンも

 一方、ストレートに出会いを求めるなら「合コン」を趣味にする手もある。出会い系に詳しいライター・鎌田和男氏は、こう語る。「現在、“既婚者同士の合コン”を開催するサークルが急増しています。男女とも、ほぼ単独参加。50代男性でも参加できる合コンも多いので参加しやすいはずです。〈既婚者 合コン〉でネット検索をかけると、いくつものサークルがヒットしますよ」

 続いては、費用は抑えつつ、知的好奇心を満たす“コスパ抜群の趣味”。昨今の“町中華ブーム”の仕掛け人でもある、コラムニストの下関マグロ氏は、「“町歩き”に勝るものはないのでは」と、こう続ける。「まずは普段の靴、服装のまま歩いてみる。その中で、ラーメンでも蕎麦でも銭湯でも、なんでもいいので、自分なりの“歩く楽しみ”が見つかるはずです。スマホの古地図アプリをもとに町の歴史をたどるのもいいし、逆にスマホのMAPを開かずに、あえて道に迷ってみると、思わぬ名店に巡り合えて楽しい」

 散歩自体はタダだけに、まさにコスパ最強だ。「歩いていると、電車で一駅、二駅、バス停の3〜4個分はすぐ。浮いた交通費を手帳につけていたら、ひと月に5000円くらいの倹約になりました」(前同)

 また、旅好きに最適なのが「駅弁」めぐり。芸能界きっての駅弁マニアとして知られる、ブッチャーブラザーズのリッキー氏は楽しみ方を、こう教えてくれた。「駅弁には各地域のご当地グルメが凝縮されています。弁当にかかっている“かけ紙”のデザインや容器、経木の形もさまざまで、コレクター心をくすぐります。また、“かにめし”といえば福井が有名ですが、全国の海沿いの駅には多様なカニ弁当がある。そういう一つのジャンルに絞って楽しむのもイイのでは」

 さらに、数多くの駅弁マニアを取材したグルメライターは、こう語る。「マニアが薦めるベスト3は、広島の宮島口駅でしか買えない『うえの』の『あなごめし』、岩手県久慈駅の『うに弁当』、北海道小樽駅の『海の輝き』。また、駅弁激戦区は米原、仙台、新潟で、新潟の弁当は何を食べても旨うまいですね。ちなみに駅弁好きのヨネスケさんは、佐賀県有田駅の『有田焼カレー』が大のお気に入りで、食べ終わった後の有田焼の器が大量にあるそうです」

 新たな趣味&遊びを見つけて枯れない男になろう!

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