■ネットの台頭で「辞めJ」の活躍する舞台も広がる

 新しい地図は、民放地上波へのレギュラー番組はゼロだが、CM、映画、舞台などで活躍。香取の個展『BOUM!BOUM!BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展』は来場者数10万人を突破するほどの盛り上がりとなった。さらに香取主演の映画『凪待ち』は公開中、稲垣吾郎(45)は手塚治虫が描いたマンガ『ばるぼら』を原作とする、今年公開予定の映画で主演を務める。

 新しい地図については、10月13日に、千葉・幕張イベントホールで開催される、bayfmの30周年を記念する無料招待制イベント『幕張メッセ×bayfm 30th ANNIVERSARY THANKS PARTY』で、草なぎと香取の『ShinTsuyo』が、同イベント第1部のMCを務めることが明らかになった。

 また、ジャニー氏の逝去を受けて、SMAP5人が歌う『世界に一つだけの花』の映像も、ジャニー氏の訃報を伝えるニュース番組で頻繁に流れている。

 赤西は2014年にKAT-TUNを脱退し、ジャニーズ事務所を退所。以降、ソロアーティストとして活動を続けており、2015年には中国北京で開催された授賞式『愛奇芸尖叫之夜』で、『アジア人気アーティスト賞』と『年度音楽大賞』の2つの賞を日本人として初めて受賞。

「赤西もメディアでの露出はジャニーズ時代よりもグッと少なくなりましたが、個人事務所ということもあり、以前よりも収入もいいそうです。現在は2人の子どもの教育のためハワイと日本を行き来する生活だということですが、ハワイには家も購入したそうです。

 そんな赤西ですが、7月10日に自身のインスタグラムを更新し、ジャニー氏を追悼するために歌ったオリジナルソングが話題を呼んでいます。赤西は“あの時頂いた最後の言葉を自分なりに紡いでいきたいと思います”とコメントし、2本のショートムービーを投稿。その最初には『“Johnny” From JIN AKANISHI』と、“ジャニー氏へ捧ぐ”というメッセージが現れ、英語でジャニー氏との思い出や感謝を歌う内容でした。ジャニーズ事務所を辞めても、ジャニー氏への感謝の気持ちは変わらないという、ファンにとっても感動のサプライズになりました」(女性誌記者)

 渋谷も2018年いっぱいでグループからの脱退とジャニーズ事務所を退所し、2月28日に『渋谷すばるです。』と題したサイトを開設。ソロ活動の本格始動に向けて準備を進めているとみられる。

「テレビが大きな影響力を持っていた時代からネットの時代へ移行したことで、ジャニーズ事務所を辞めても、SNSやYouTubeで、楽曲や情報を個人として発信できるようになったことが大きいですね。ジャニーズ事務所はこれまでウェブを活用したメディア戦略を取ってきませんでした。最近までジャニーズタレントが表紙になった雑誌はウェブで写真が掲載できなかったほどですからね。

 ジャニーズ事務所は、昨年3月にようやく公式YouTubeチャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』を開設し、『SixTONES』や『Snow Man』たちJr.による、YouTubeでの動画配信が実現しました。同年10月にはJR品川駅の構内に『ジャニーズをデジタルに放つ新世代。』というキャッチコピーとともにSixTONESの巨大ポスターが貼り出され話題を呼びましたね。

 今、ジャニーズJr.の改革が急スピードで進められているのも、今年『ジャニーズアイランド』の社長に滝沢が就任してから。ただ、滝沢主導でウェブ展開を進めるようになりましたが、新しい地図では草なぎがYouTuberとしても活動していますし、ツイッターのフォロワー数71万を誇り、ネット通販でさまざななグッツを扱うなど、幅広いネット戦略を進める赤西からは大きく遅れを取っているといえるでしょうね」(広告代理店関係者)

 滝沢が挑戦するジャニーズ改革とともに、ジャニーズ事務所を辞めたタレントたちのこれからの展開も楽しみだ。

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