新しい地図
新しい地図

 元SMAPで、現在は『新しい地図』として活動する稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の3人。ジャニーズ事務所から独立した彼らを出演させないようテレビ局に圧力をかけた疑いで公正取引委員会が調査した結果、独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、ジャニーズ事務所を注意していたと報道各社が7月17日に報じた。

 2016年末に国民的グループ、SMAPが解散し、稲垣、草なぎ、香取の3人は、ジャニーズ事務所から独立。その後、3人が出演していた民放テレビ局のレギュラー番組が次々に打ち切りとなり、現在は民放地上波の番組の出演はゼロになっていた。

 7月18日発売の『週刊文春』(文藝春秋)でも、近くジャニーズ事務所に公正取引委員会の警告が入ると報じている。『週刊文春』によると、すでに各テレビ局や新しい地図の所属事務所「CULEN」に内部調査が入り、非公式ながらも注意を受けたテレビ局もあったという。

「特に露骨だったのが、2017年11月の雑誌社主催のイベントを取り上げた番組で、『スッキリ』(日本テレビ系)と『めざましテレビ』(フジテレビ系)は、新しい地図の3人を映像から不自然に排除して放送していたと、『週刊文春』では伝えています」(芸能プロ関係者)

 ジャニーズ事務所は今回の件について、「テレビ局に圧力などをかけた事実はなく、公正取引委員会からも独占禁止法違反行為があったとして、行政処分や警告を受けたものでもありません。とはいえ、このような当局からの調査を受けたことは重く受け止め、今後は誤解を受けないように留意したいと思います」というコメントを事務所のホームページに掲載した。

 7月18日放送の『スッキリ』では、司会の加藤浩次(50)が今回の報道について持論を語った。

 加藤は「注意にとどまったということなんですけど。これで終わるのかと思うんですけど。僕はね、ジャニーズ事務所に限らずみなさん周知なんですよ」と切り出し、「大手の事務所を独立したタレントは、何年かテレビに出られなくなるっていうのは、僕はテレビを見ている方も気づいている方もいると思う」「この業界全体がこれから新しく変わっていく、次に向かっていくんだっていうきっかけになればいいな、と僕は思っています」と発言した。

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