■『スッキリ』加藤&南キャン山里の忖度なしコメント

 そうした露骨な圧力の中、極楽とんぼ加藤浩次(50)と南海キャンディーズ山里亮太(42)は、男気のある行動を取っている。

 2017年11月23日に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)では、雑誌社が主催するイベントを取り上げた。このイベントには『新しい地図』の3人が出演していたため、日テレ編成部はイベント自体を取り上げることを嫌がっていたという。

 しかし、それを知った番組MCの加藤が「うちは忖度する番組ではない」と主張し、番組ではイベントを取り上げた。

「ところが『スッキリ』では、3人が映っている場面をカットしてオンエアしたんです。これに激怒したのがナレーションの“天の声”として出演する山里。“どういうことですか?”とスタッフに声を荒らげ、VTRに映っていない『新しい地図』の3人について“香取くんと草なぎくんと、吾郎ちゃんも選ばれてるのよね”とコメントしたんです。さらに加藤が、“なんで(VTRに)いないの? なんだよ、それ”とつけ加えました。『週刊文春』の記事では、山里と加藤の発言により、現場はパニックに陥ったと伝えていますが、忖度しない加藤と山里の姿勢を賞賛するテレビ関係者は少なくありませんでしたよ。

 ちなみに、加藤は2002年の月9ドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)で、主演の香取と同居する先輩役を演じ、山里は、3人のことを今も心配しているという中居正広(46)とずっと共演し、中居のことを尊敬しているといいます。そうした個人的なつながりがあったことも否定はできないでしょうね」(民放キー局ディレクター)

 加藤は今回の、公取委によるジャニーズ事務所への“注意”についても、7月18日放送の『スッキリ』で持論を語っている。

「注意にとどまったということなんですけど。これで終わるのかと思うんですけど。僕はね、ジャニーズ事務所に限らずみなさん周知なんですよ」と切り出し、「大手の事務所を独立したタレントは、何年かテレビに出られなくなるっていうのは、僕はテレビを見ている方も気づいている方もいると思う」「この業界全体がこれから新しく変わっていく、次に向かっていくんだっていうきっかけになればいいな、と僕は思っています」と発言した。

 このジャニーズ問題についても、雨上がり決死隊宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)の問題についても、曲がったことを許さない、一貫した姿勢を貫く加藤。そして加藤を慕う山里。

「加藤さんは、将来的に本気で報道キャスターへの道を考えているといいますからね。“違う”と思えば権力にも噛みついていく、すでにそうした報道マンの生き方になっているのかもしれません」(お笑い関係者)

『新しい地図』の3人と加藤、山里が地上波で共演する日は近いのかもしれない。

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