■ほっこりエピソードの裏に見え隠れするジャニーズ派閥争い

 ただ、女性誌記者はこう話すのだ。

「このラジオのエピソードはジャニーズ事務所の内情を知る人からすると、かなりピリッとする話でもあるんです。キスマイは、SMAP解散後に稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)とともにジャニーズ事務所を去った、SMAPのチーフマネージャーだったI女史がマネジメントしていた、バリバリの“I女史派”だった。今回、中居がサンドウィッチマンからキスマイの話を聞いて“嬉しかった”と語ったのも、中居とキスマイは昔から同派閥で、長年かわいがっていたから。

 今年3月に『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)が終了し、4月からキスマイの冠番組『10万円でできるかな』が代わりにゴールデンに昇格したのは、中居が同枠をキスマイに譲ったからといった話も出たほどで、それくらい両者の師弟関係は強い。ラジオ番組ではほっこりとした感動エピソードになっていますが、裏にはI女史派のつながりと、相対するジュリー派との対立も見え隠れしますね……」

 ラジオリスナーからは、「藤ヶ谷くんはバラエティでのキスマイの立ち位置を模索しているんだね。どんどん後輩が出てくる中“がんばってる”“癒される”“可愛い”っていう好感度だけじゃ、年齢的にもうダメだと分かっているんだろうな」という、キスマイの現状を冷静に分析するコメントも上がっている。

「SMAP解散以降、旧I女史派は冷遇されていると聞こえてきています。中居はジャニーズ事務所上層部とは断絶状態で、自身のマネージャーとしかやりとりしないといいますから。数少ないI女史派だったキスマイを大切にしていることがうかがえます。また、中居がSMAP解散後もジャニーズ事務所に残留したのは、旧I女史派のキスマイを守るためという話も出ていましたからね。

 しかし、ジャニーさんが亡くなった今、事務所上層部は、中居に対して露骨に冷たい態度を取りつつあるといいます。中居が狙っていた特番のMCの座を相葉雅紀(36)に奪われた、という報道もありました。中居は自分がMCに起用されると思っていたそうですが、相葉がMCにキャスティングされたと関係者から聞き、思わず天を仰いだといいます。そういったこともあり、事務所に対する不信感も募ってきているとか。

 一部報道では、中居は来年9月にジャニーズ事務所から退所する意向を固めたとも言われています。その際、長年かわいがってきて、現在も信頼関係があるキスマイを連れて行くという可能性もあるのではないでしょうか。中居との固い絆が改めて明らかになったキスマイは、事務所に残っても冷遇されることも考えられますからね……」(前出の女性誌記者)

 中居とキスマイの感動エピソードが、まさかの騒動に……。そんな展開にならないことを祈るばかりだ。

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