■所属事務所は“加藤の暴走”に激怒

 また、7月28日には『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したダウンタウン松本人志(55)が、加藤と頻繁に電話で話をしていること、『スッキリ』への出演を申し出ていたことも明らかになった。

「松本と電話で話したことで気持ちが落ち着いてきているのもあるのでしょうが、日が経つにつれ、加藤の勢いはトーンダウンしているように思えます。情報番組のMCに求められるのは公共性や中立性なのに、加藤は自分の意見や気持ちを一方的主張してしまったことで、“番組の私物化”、“公共の電波を個人的に使った”と、非難の声も上がっているといいます。『スッキリ』での“上が辞めなきゃ自分が辞める発言”は、加藤の暴走の何物でもありません。

 7月26日放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、加藤の盟友である岡村も、“ランナーズ・ハイによく似た『ワイドショー・ハイ』”と、加藤があの時、冷静さを失っていたと語っていました」(前出の制作会社関係者)

 7月29日、日本テレビの小杉善信社長が定例会見を行い、「MCの加藤浩次さんの発言については、賛否さまざまな意見をいただいております。それについての考え方を公表するというのは控えたい」と話している。

「小杉社長の会見からも分かるように、加藤に対しては、かなり厳しい意見が日テレに寄せられているようです。小杉社長は、加藤の番組降板については考えていないと話していましたが、ここにきて『スッキリ』の電撃打ち切りもありえると、一部の関係者の間ではささやかれているんです」(広告代理店関係者)

 それは加藤と所属事務所の問題だ。加藤は事務所と話し合いを継続しているというが、事務所上層部は加藤の言動を許すつもりはないという。

「8月1日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、事務所上層部は加藤の暴走に激怒しており、“加藤追放”に向けて動いていると報じています。どのテレビ局も、7~8月の時点で10月以降の番組編成は決まっています。過去にはたびたび打ち切り説が出ていた『スッキリ』についても、10月以降も番組が継続することが決定しており、すでに営業部なども10月以降のCM枠の調整などで動いているでしょう。

 しかし、事務所上層部が加藤追放に向けて動き、加藤が独立せざるをえない状況になれば、『スッキリ』を継続することはできません。8月に入ったこの時期であっても9月末に番組打ち切りが決まる、という可能性はまだまだ捨てきれないんです。加藤がトーンダウンしているのは、日テレ、番組スタッフ、南海キャンディーズ山里亮太(42)や、ハリセンボン近藤春菜(36)をはじめとする出演者にも大きな影響を及ぼしてしまうから、という懸念があるからなのかもしれません」(前出の広告代理店関係者)

 狂犬加藤による「加藤の乱」は、このまま尻すぼみに終わり、『スッキリ』も電撃打ち切りとなってしまうのだろうか……?

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