■小林豊アナも“パワハラ”で異動……?
アナウンス部でも、つい最近までハラスメントが横行していたと、TBS関係者は明かす。
「TBSアナウンス部では、ここのところ、将来有望な若手アナウンサーが次々に辞めていくんです」
2014年には田中みな実(32)が退社。2017年にはキャスターとしての実力も高く評価されていた久保田智子アナ(42)が退社。今年1月末には吉田明世アナ(31)、3月末には宇垣美里アナ(28)と、エース級の女子アナが続々と退社している。
「Y氏と同様に、小林豊アナウンサー(54)も、7月の人事でイレギュラーな異動をしているんです。実は、小林アナが異動したのも、後輩アナへのパワハラがあったのでは……と言われています」(前出のTBS関係者)
小林アナといえば、1989年にTBSに入社したベテラン男性アナウンサーだ。過去には『関口宏の東京フレンドパーク』や『JNN NEWS』などの番組を担当していた。
6月29日、アナウンス部からの異動が決定した後に出演したラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)では、「まさにこれで(アナウンサーとしては)廃業ということ」と話し、異動先について「7月1日にできる部署なので、会社の方針であまり言えない」と、7月から新たにできる部署に異動になることを明かした。
また、「(アナウンサーとしては)二度とマイクを持つことはないかと思います」と続け、「本音を言うと、二度としゃべるかよTBS」と、会社に対して毒づく場面もあった。
前出のTBS関係者は話す。
「小林アナは、後輩アナにかなりキツく当たるんですよ。それは、小林アナが求めるアナウンサーのレベルが高いからだとも思うんですが……。ただ、多くの後輩アナがプレッシャーを感じて辞めていってしまったと聞こえてきます。『週刊文春』の記事にもありますが、TBSでは昨年新社長に佐々木卓氏が就任して以来、社内のハラスメントに今まで以上に厳しく対応するよう通達が出ました。アナウンス部にも上層部への“告発”があり、調査後、小林アナの“新部署”への異動が決定したといわれています」
別のTBS関係者はこう言う。
「小林さんは、アナウンス部からも制作部からも煙たがれていましたね。彼はアナウンス部では窓口を担当していて、“アナウンサーの〇〇さんを起用したい”と発注したら、小林さんが一旦受けるんですが、その際、何かと突っかかってくるんです。窓口である小林さんに話を通した後は、直接アナウンサーとやりとりをするんですが、小林さんは後で“俺は聞いていない!”とか絡んできて、メールも嫌みな文面で送ってきていましたね。番組に起用したいアナウンサーに対してもグチグチ言うから、“小林さんは無視して直接やりましょう!”と言ってくるアナウンサーさんも多かった。
昨年3月にTBSを退社してフリーになった安東弘樹アナ(51)は、小林さんの前に窓口を担当していましたが、真面目で後輩思いで、みんなに好かれていましたね。だからこそ退社後もTBSから仕事の依頼がたくさんあるんだと思います。小林さんは安東さんとは真逆でしたね」
“人手不足”とも言われるTBSアナウンス部。今後、会社全体で改善に向かっていくことはあるのだろうか?