■『カラオケバトル』でいきなり!

――芸能界で、仲のいい方は?

エミリ 最初に出たテレビ番組が『カラオケバトル』だったんですけど、いきなりMCの堺正章さんとご飯に行かせてもらいまして……。

――なんと!

エミリ たぶんいろんなルールを知らないがゆえにできたんだと思いますけど“私たちは後ろ盾がないので、なんかお願いします!”って言ったら“じゃご飯行くー?”って。

――よく言いましたね……。

エミリ もうそれしかないと思って。そのとき堺さんに“東京の早稲田に穴八幡宮っていう神社がある。そこのお守りをもらってきなさいよ”って言われて。次の日に行ってもらってきたら、本当に怖いぐらい仕事が来るようになったんですよ!

――スゴい!

エミリ 堺さんは毎年買ってるらしいです。私とご飯に行っていただいたのも、堺さんが若い人の話を聞くのが好きだからだと思います。柔軟で。笑福亭鶴瓶さんもそうですね。

――鶴瓶さんも?

エミリ 鶴瓶さんが、もしかしたら一番ご飯に連れてってもらってるかもしれないです。私たちがニッポン放送の番組に出演したとき、アナウンサーの方が鶴瓶さんと番組やってたんですけど、鶴瓶さんに“HONEBONEっていいよ”って言ってくださって“じゃあ呼んだらええやん”って、呼んでくださって。

――鶴瓶さん、お会いした感じは、どうでしたか?

エミリ ほんとにテレビのままですね。他の人にも私なんかを、“HONEBONEのエミリっていうねん。めっちゃええ歌歌うんやで。見てなぁ。これから来るで”って言ってくれて。鶴瓶さんの中でオススメだったり旬な人とのイベントにも呼んでもらったので、正式にお気に入りということで(笑)。

――鶴瓶さんに言われて覚えていることは?

エミリ けっこう最近なんですけど、私たち、ライブの曲の間のMCを一字一句台本書いてたんです。お笑いが好きだし、あまりミュージシャンミュージシャンすぎるのも……という思いがあったからなんですけど。でも、それを見た鶴瓶さんが“もう台本やめていいんじゃない?”って。“台本通りにやるよりその日のお客さんの顔見て、話すことを決めたほうがオモロいで”って言われて。そうするようにしたら、本当にライブが楽しくなって、気負わなくてよくなったんです。去年の6月頃だったんですけど、そこが転換期というか、ライブの質も変わったと思う。

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