2019年、ここまでの芸能界の話題といえば、相次いだ薬物逮捕やジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏の逝去とともに、お笑い芸人の闇営業問題が挙げられる。
雨上がり決死隊の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)をはじめとする複数の芸人が、所属事務所を通さずに、反社会的勢力の会合に出席した闇営業問題。宮迫と亮が謝罪会見を行い、これを受けて所属事務所が会見を行った。
極楽とんぼの加藤浩次(50)は自身がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)の中で、「経営陣が変わらなければ事務所を辞める」と宣言。その後、加藤と会社側でたびたび会談が行われ、10月1日、加藤は所属事務所と「エージェント契約」を結んだことが明らかになった。
「いわゆる“加藤の乱”で、加藤は番組でMCとして公共性や公平性に欠ける自分の思いを長々と語り、事務所批判を展開したため、『スッキリ』の打ち切り説や、加藤の降板説が出ました。ただそれより以前から、『スッキリ』は視聴率の上がり目がないと社内評価され、長らく改編検討枠に入っていたんです。それが、どうやら今回、その枠から外れ、2020年4月以降も継続することが決まったようです。
“加藤の乱”の前週までは視聴率が5~6%前後でしたが、事務所の会見当日となる7月22日の1部(午前8時~9時30分)には10.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、翌23日の1部では12.0%にハネ上がりました。賛否を呼んだ“加藤の乱”でしたが、結果的には意外な好結果をもたらしたようです。さらに、山里の結婚特需もありましたからね」(制作会社関係者)
6月5日、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太(42)と女優の蒼井優(34)が結婚したことが明らかになり、同日夜、山里と蒼井はそろって結婚記者会見を行った。翌6日の『スッキリ』に山里が生出演した際には、1部の平均視聴率が11.4%をマーク。前週までの6%前後から5.0%も急上昇した。