安倍晋三
安倍晋三

 安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」の問題が大きな波紋を広げている――。

「桜を見る会」をめぐり、今年の招待者1万5000人のうち、約1000人が安倍首相からの推薦で、安倍昭恵夫人からの推薦も含まれていたことが明らかになった。

 政府は、来年度の会の中止を発表。また今後、推薦枠を撤廃し、増加した招待者の人数を1万人程度までに削減することなども含めて検討を進めるという。

 一方で野党側は、「後援会などを税金でもてなしたことになる」「権力や税金の私物化だ」と、今後も厳しく追及を続けていく構えだ。

 また、昨年4月に行われた「桜を見る会」に、タピオカ恫喝騒動で大炎上し、芸能活動の自粛を発表した、木下優樹菜(31)とお笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史(49)夫妻が参加していたため、現在の「桜を見る会」騒動であらためて注目を集めてしまっている。

 11月19日発売の『FLASH』(光文社)では、同じく昨年の「桜を見る会」について報じている。

 名古屋のキャバクラに勤務する「日本一売り上げる」キャバクラ嬢“エンリケ”こと小川えり(32)が、「桜を見る会」の招待状を偽造して、同会に参加していたというのだ。

『FLASH』では、招待状の偽造を手伝ったという知人の証言を掲載。

 まず、別人宛ての招待状の封筒を手に入れ、もとの人物の名前を修正液で消し、エンリケの本名を印刷した紙を貼りつけたという。また、当日の会場受付で提出しなければならない受付票は、裏業界に詳しい人物から20万円で購入したと『FLASH』では報じている。

「記事にもありますが、エンリケは今年の『桜を見る会』には参加していますが、昨年の会には時間をずらして行ったところ“参加できなかった”と自身のSNSで明かしています。また、所属事務所は偽造の事実はないと完全否定。さらに11月21日には、エンリケ自身がYouTubeに動画をアップし、『FLASH』から質問状が届いたこと、その質問状に目を通し、しっかりと否定したことを明かした。確かに『桜を見る会』の招待状には、1万円札などと同じように、透かしでナンバリングが入っているため、素人が偽造することは難しいといいますからね。

 今回、『桜を見る会』が国会で大きな論争になり、木下優樹菜やエンリケなどの件もあり、芸能界にも飛び火していますが、同会に招待される芸能人の選定には大きな利権が絡んでいるとささやかれているんです」(芸能プロ関係者)

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