■最悪のバッドエンドもある?
これは、遊川脚本のドラマには、終盤の展開に視聴者から不評を買ったものがあるため。たとえば、夏菜(30)主演の連続テレビ小説『純と愛』(NHK)は、主人公の夫が脳腫瘍の手術後、意識が戻らない昏睡状態のまま終了した。また、柴咲コウ(38)主演のドラマ『○○妻』(日本テレビ系)は、主人公が伏線もなく出てきた不良高校生たちに暴行を受けて死亡するというバッドエンドだった。
このように、遊川氏は『女王の教室』や『家政婦のミタ』(ともに日本テレビ系)など、多くの人気ドラマを生み出した反面、視聴者をモヤモヤさせたまま終わらせたり、感情移入している視聴者を最後に突き放してしまうことがあった。ドラマ好きの視聴者は『同期のサクラ』に対しても、期待と不安が入り混じっているのだが、はたして最終回はどうなるのだろう。